通天閣で「キャッツ」登場のネコたちが幸運願い節分豆まき
通天閣で「キャッツ」登場のネコたちが幸運願い節分豆まき 撮影・編集:柳曽文隆 THEAPGE大阪 音楽:イーゼル芸術工房
大阪府民の繁栄と幸福を祈願する「通天閣」(大阪市浪速区)の節分福豆まきが1日、同所の天望パラダイスで行われ、大阪四季劇場(同市北区)で公演中のミュージカル「キャッツ」に出演するキャストらが元気に豆まきを行った。
61回目となる今年は日本上演33周年を迎えたキャッツのネコたち
このイベントは毎年恒例の行事で、現在の2代目・通天閣の完成以来、毎年活躍するゲストを招いて行われているという。 61回目となる今年は日本上演33周年を迎えたミュージカル「キャッツ」に出演するキャスト(ネコたち)が勢いよく「鬼は外」と豆まき。大阪府民の幸福と日本の演劇界の更なる発展を、高さ94.5メートルの場所から祈願した。
通天閣社長「招き猫のように千客万来・商売繁盛にうってつけ」
天望パラダイスで豆まきを行った後は、場所を通天閣の足元に移して特設舞台で一般向けに再び豆まきを行った。 通天閣観光の西上雅章社長は「2月10日にはネオン改修が完成し、大阪の空に通天閣のネオンが輝くと思います。今年の年男・年女はキャッツのメンバーが。招き猫のように千客万来・商売繁盛にうってつけの年男・年女と思いますので、皆さんにいい年であるよう祈念いたします」とあいさつ。
豆まきがはじまると「鬼は外」「福は内」の掛け声とともに、一気に手がのびる。そして、ひとつでも多く豆をもらおうとジャンプする人もおり、司会者が「多く豆を取ったらたくさん福が来るという方がおられますが、一つでも十分福が来ますので」と呼びかける一幕もあるほど盛況だった。 大阪市住吉区から来た女性は「自転車で来た。一昨日は(大阪国際女子)マラソン見に行ったりイベントが好き。きょうもたくさん福をもらった」とカバンいっぱいに入った豆を見せてくれた。また、別の大阪市内の女性は「毎年来るねん。今年も袋いっぱいに取ったで~」と袋をかざしてみせてくれた。 しかし、通天閣の職員は、豆まき終了後、後方にいて豆が届かなかった人に、福豆を手渡し。多くの人が「ありがとう」と笑顔で受け取っていた。