小池都知事が定例会見12月24日(全文2完)帰省する都民は無料検査を役立てて
クリスマスイブに市中感染が出たことへの受け止めを
TBSテレビ:TBSテレビの中村です。2点ありまして、1点目なんですが、この年の瀬のクリスマスイブの日にオミクロン株の市中感染が出たということについての受け止めをお願いいたします。 小池:これは現実として受け止めると言うしかございません。そしてまた、年末年始が始まるわけでありますけれども、ぜひこの間も皆さんご協力をいただいて、こういう年末年始は最後にする、そういう覚悟で、みんなで取り組んでいく。その意識を共有したいと思います。 TBSテレビ:最後もう1点で、今年1年は小池都知事にとってどんな1年だったのかをお聞かせください。 小池:最後の定例記者会見にふさわしいご質問をありがとうございます。1月の2日に1都3県で緊急事態宣言を国に出してくださいといって、内閣府のほうにみんなで足並みそろえて伺った。それが1年の始まりでございました。そこから考えまして、幾つもの波を経験したコロナ対策、そしてまた、その間にオリンピック・パラリンピックという、日本にとりましては、また東京にとりましては64年以来の大きな国際的なイベントを抱えてきたわけであります。 オリンピック・パラリンピックについては、結果的にバブル方式というのは今、北京のオリンピック・パラリンピックはまさに東京をモデルにして対応しようとしているということ、それは1つ、ある意味でのレガシーになったかというふうに思いますし、また、実際は1年延期と無観客という、これまでにない大会となったわけでありますけれども、今回非常に、ネット社会になったということもあってか、実際に、無観客どころか、これまでのさまざまな調査で、30億人がオリンピック・パラリンピックを見た、そして競技1つ1つをYouTubeなどで見た、その回数がなんと280億回に上ったという、このような調査がございます。
来年はとら年、タイガースも頑張ってほしい
よってオリンピック・パラリンピックのアスリートの皆さんの素晴らしいパフォーマンスが東京オリンピック・パラリンピックに大きなレガシーとして残ったと。選手は記録を、そしてみんなは記憶を残す、そのようなオリンピック・パラリンピックではなかったかと思います。 1920年にベルギーのアントワープで行われた、第1次世界大戦、そしてまたスペイン風邪が世界で流行したその直後に行われたアントワープ大会、これを参考にしてもまいりました。数々、このオリンピック・パラリンピックは課題も大きかったところではございますが、皆さま方のご協力を得て無事に終えることができたと、このように考えております。 そしてこれから、2021年を振り返りますと、さまざまな文化イベントも行いましたけれども、これもレガシーとして、せっかく残しているこのレガシーをさらに世界へ広げていくことを考えていきたいと思いますし、パラスポーツで培われた、まちの段差をなくすこと、ホームドアを付けることといったハードだけでなく、難民の皆さんを迎え入れたり、また、このパラの選手の方々の素晴らしいパフォーマンスを見て勇気付けられたこと、そしてまた、さまざまな障害を持った方々に対しての心のバリアフリーなども大きく進めることができたのではないかと、このように思います。 あとスポーツで言うと、東京のヤクルトが優勝をして、来年はとら年なんでタイガースにもちょっと頑張ってほしいというふうにも思います。1年間、本当に忘れ得ぬ1年でございましたけれども、皆さま方のご協力を得て、1年が無事に過ぎますよう、まだ日にちが残っておりますし、ましてや市中感染が出たということで、私どもにとりまして緊張する年末になりますけれども、しっかり都民の皆さま方の命と健康を守って、そしてサステナブル・リカバリーを2022年、目指していきたいと考えております。じゃあ最後でお願いします。