【パリオリンピック バドミントン】「自分が何をやっているかわからないくらい、めちゃめちゃ緊張していた」(奈良岡功大)
7月28日に行なわれているパリオリンピック・バドミントン競技(ポルト・ドゥ・ラ・シャペル・アリーナ)2日目は、各種目の予選リーグを実施。1日3セッションに分かれたスケジュールで、午前から昼に行なわれたセッションには女子シングルスの大堀彩が登場。また、午後のセッションでは男子シングルスの奈良岡功大が初戦に臨んだ。ここでは、試合直後の選手のコメントを紹介する。 【パリ五輪2024】男子シングルス 予選リーグ・組み合わせ 大堀彩 予選リーグ(グループJ)初戦結果:ネスリハン・アリン(トルコ)に2-0で勝利 想定はしていたのですが、それ以上の緊張がありました。これがオリンピックなんだと思ったし、今までここに向かってやってきたんだと思ったら、緊張するのは当たり前。勝たないといけないとかではなく、ここでプレーできることへの喜びだったり、楽しさを存分に感じながら自分のベストを尽くそうと切り替えました。今日は初対戦の相手で、そこが一番怖いと思っていましたが、だからこそ向かっていくだけとチャレンジャーの気持ちになれたのかなと思います。オリンピックは、思い描いていた通り、すごい舞台で、今でも自分がここで試合をできているのは半信半疑な部分もありながら、しっかり頑張りたいという思いもある。すごく楽しいです。 奈良岡功大 予選リーグ(グループJ)初戦結果:イゴール・コエリョ(ブラジル)に2-0で勝利 自分が何をやっているかわからないくらい、めちゃめちゃ緊張していて、初めての感じでした。朝からずっと手が震えていたくらい。第1ゲームはシャトルが飛ばないコートでラリーしていればという感じでしたが、自分が硬くなってしまっていたのでミスが多かったです。第2ゲームはシャトルが飛ぶコートで、アウトするのが怖くて、緊張しているのもあって、ちゃんと打てなかった。15-19で、「もうファイナルに入ってもいい」「負けてもいい」と割り切って打ってみたら、意外にミスしなかった。ここがポイントだったと思います。次の相手(韓国のチョン・ヒョクジン)も強いですが、自分のプレーが出せれば結果はついてくると思うので、もっとしっかりやっていきたいです。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部 写真/Getty Images