「殺処分になりそうなところを救われてうちに来たねこ」 風呂にまで付いてくる健気な姿に感動の声
バスタブにかぶせられたフタの上に座るねこ。静かにうつむく姿が、X(ツイッター)で話題になっています。ねこは風呂の準備が整った浴室で、暖を取ろうとしていたわけではありません。いったいなぜ、そこにいたのでしょうか。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。 【写真】「人懐っこくて風呂にまでついてくる」 元保護ねこの健気な姿にほっこり 実際の投稿 ◇ ◇ ◇
「飼い主さんの深い愛があるからこそですな」の声
「こいつは茨城のほうで殺処分になりそうなところを保護団体に救われてうちに来たねこなんだけど、人懐っこくて風呂にまでついてくる。1匹でもそういうねこたちが救われることを俺は願ってる」 そんなコメントとともに投稿された写真。そこには、風呂のフタの上に座るねこが写っています。どうやら、飼い主さんのあとを追って、浴室へやってきたようです。 ねこは前足をそろえて、ぽつんと佇んでいます。視線を落とし、何か言いたげな表情が印象的です。飼い主さんがそばから離れないよう、じっと様子をうかがっているようにも見えます。 健気な姿には10万件もの“いいね”が。リプライ(返信)には、「かわいいねこさんですね。風呂一緒にって珍しい」「Bonzさんちで良かった」「この子はきっとその恩義を感じてるんでしょうね」「同感です。1匹でも幸せになれる子を増やしたいですね」「飼い主さんの深い愛があるからこそですな」などの声が寄せられています。
保護ねこの譲渡会で出会ったヒメちゃん
飼い主さんについてきたのは、元保護ねこで1歳半の「ヒメ」ちゃん。甘えん坊で、食欲旺盛な女の子です。1年前、保護団体が開催した譲渡会で飼い主さんと出合いました。 飼い主さんのことが大好きなヒメちゃんは、そばにいたくて、どこにでもついていこうとするそう。話題の写真にも、その様子が写っていました。 「この日は、浴室の扉を開けると風呂場のフタの上に乗って待っていました。飼い主と離れるのが心配なのかもしれません。私が風呂に入って扉を閉めてしまったときは、脱衣場で待っています」 写真を撮影したあとは、「しばらくじっとして、私が風呂から上がるのを待っていました」と飼い主さんは振り返ります。