レスリング・鏡優翔「ロス五輪目指すなら来年6月、遅くても来年12月」復帰時期見通し語る 東洋大・報告会
東洋大が3日、都内の白山キャンパスでパリ五輪・パラリンピックの報告会と学内表彰式を行った。レスリング女子76キロ級金メダルの鏡優翔(サントリー)や、競泳女子代表の大橋悠依さん(イトマン東進)など在校生、卒業生が出席。鏡は「最重量級はこれまで3位が五輪最高(記録)だった。私はそれを超えると目標を立ててコーチと頑張ってきた。みなさんの支え合ってこそのメダル」と感謝した。 五輪後はバラエティー番組の出演や、イベントなど多方面で活躍。お笑いコンビの千鳥、嵐の櫻井翔など憧れの人と対面する喜びもある一方で、レスリング教室に赴けば、子どもたちが目を輝かせて指導を聞いてくれるようになった。 鏡は「こういう人に会えたらいいな、という夢までかなえてくれた五輪はすごい」と改めて大会の大きさを実感。続けて「五輪金メダルの価値がついた状態で子どもたちに教えに行くと、すごい目をきらきらさせてくれる。私が吉田沙保里さんの練習会に参加したときに思ったような感情で見てくれてるのかなと思うと、子どもたちが将来金メダルを取ったときに『鏡さんと触れ合って目指した』と言ってくれたらそれはすごいうれしい」と感慨を込めた。 幼少期から五輪金メダルを目指して厳しい練習を積んできた鏡にとって、今は人生の夏休み中。練習には「気まぐれ」で赴いているという。4年後のロサンゼルス五輪に挑戦する意志は固まっていないが、「本当にレスリングが好きだし、レスリングはやるんだろうなと思う」と復帰に意欲。「ロス五輪を目指すなら来年6月か、遅くても来年12月には金メダル取れる体と技術面に戻したい」と見通しを語った。