ハマスの奇襲攻撃から1年 イスラエル各地で追悼行事
エルサレム、イスラエル、10月8日 (AP) ― イスラエル―ハマス戦争の発端となり、イスラエル人の心に消えない傷を残したイスラム過激組織ハマスによる奇襲攻撃から1年目の10月7日未明、テログループに拉致された人質の家族を含む大勢のイスラエル国民が、エルサレムのネタニヤフ首相官邸近くに集まった。 官邸近くでは、サイレンが2分間鳴らされた。 このサイレンは、イスラエル暦で最も厳粛な日であるホロコースト犠牲者を想起する国際デーに鳴らされる伝統を再現したもの。 午前6時30分、1年前に奇襲攻撃が開始されたと同じ時刻、犠牲者の家族とヘルツォグ大統領が、約400人の参加者が殺害され、250人以上が人質として拉致されたミュージックフェス会場に参集、犠牲者を追悼した。 ユダヤ教の祝日ということで何の備えもなく越境を許した奇襲攻撃は、イスラエル人の安全意識を打ち砕き、指導者や軍隊に対する信頼を揺るがした。 (日本語翻訳・編集 アフロ)