ヒズボラ拠点を再度夜間空襲 イスラエル レバノン爆撃拡大
ベイルート、レバノン、10月7日 (AP) ― レバノンに対する空爆をエスカレートさせて以降、10月5日にはイスラム教シーア派武装組織ヒズボラの拠点に対する過去最大の空爆があったが、イスラエル軍はその翌日の6日、再びベイルートのダーヒエ地区を爆撃。爆発の火球と火花が首都の夜空を赤々と染めた。 レバノン国営通信によると、5日から6日に掛けた空爆は30回を超えたという。 イスラエル軍は、ヒズボラの拠点が空爆の目標であることを確認、レバノンからイスラエル領内に130発以上のロケットが打ち込まれたという。 ハマスによるイスラエル急襲があった昨年10月7日から1年が過ぎ、イスラエルは国境地帯で銃撃戦を繰り広げてきたヒズボラに対して、レバノンで新たな戦線を開いた。 これまでに民間人、医療関係者、ヒズボラ戦闘員など1400人のレバノン人が死亡、120万人が住む家を追われている。 親イラン過激派を国境地帯から放逐することで、数十万のイスラエル国民が故郷に戻れるようにするのが狙いだと、イスラエルは主張している。 イスラエルは10月7日のテロ追悼行事を控えて、厳戒態勢を敷いている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)