1年過ぎたガザのハーンユニス 終わりの見えないハマス戦争
ガザ、パレスチナ自治区、10月8日 (AP) ― イスラエル―ハマス戦争の発端となった、イスラム過激組織ハマスによる奇襲攻撃から1周年の10月7日、テロ組織が実効支配していたパレスチナ自治区ガザ地区では、パレスチナ人が戦争の重圧に耐えかねている。 大規模な破壊と強制的な住民避難の連続にもかかわらず、イスラエルの報復攻撃に終わりは見られない。 住む家を追われた女性と子どもらは、ガザ地区中部ハーンユニスに広がる破壊し尽くされた町の崩れかけた建物で、その日その日をしのぐ生活を強いられている。 ハマスに対するイスラエルの1年にわたる攻撃で、数万人のパレスチナ人が死亡し、ガザ地区全域に驚くべき破壊をもたらした。再建には何十年掛かるのか。 たとえ停戦になったとしても、帰る家も希望もない数十万人ものパレスチナ人が、粗末なテント村に押し込められている。 人骨や不発弾、その他の危険物が混在したガレキの山だけでも、撤去には何年も掛かることだろう。 (日本語翻訳・編集 アフロ)