Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング4位。大低迷から復活! 関西最強の人気クラブ
サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものがある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。ランキングを順位ごとに紹介する。※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値。
4位:ガンバ大阪(216) 2024リーグ戦成績:4位(J1) 2024シーズンホームグロウン人数:8人(11位タイ) 2024リーグ戦ホームゲーム平均入場者数:26,096人(4位) 2023年度営業収益:約65億7400万円(4位) ガンバ大阪は2023年のパワーランキングが10位だったが、今年は4位に急上昇した。その最大の要因は、J1の順位が16位から4位に大きく改善したことにある。 2014シーズンにJ1、天皇杯、Jリーグ杯の国内3冠を達成するなど栄華を極めたガンバ大阪は、近年低迷が続き、2021シーズンから3年連続でリーグ戦2桁順位だった。しかし、2024シーズンはチームの一体感を基盤としたハードワークが実を結び、4位でシーズンを終えた。 1試合平均観客数は昨シーズンの23,273人から26,096人に増加し、リーグ全体で4位を記録。もともと多くのファンを持つ人気クラブだが、観客数の伸びはクラブの復調を象徴している。 2023年度の営業収益は、前年から約6億500万円増の約65億7400万円で、こちらも前年の7位から4位に順位を上げた。 ホームグロウンプレーヤーは8人と、Jリーグ全体で11位タイと特別多いわけではないが、シーズン終盤に活躍を見せた宇佐美貴史のほか、坂本一彩、倉田秋といった「自前選手」がチームを支える存在となった。こうしたトップチームでの活躍は、ガンバ大阪の育成組織の力を裏付けるものだ。 かつての輝きを取り戻しつつあるガンバ大阪。この勢いを保ち、2025シーズンではさらなる高みを目指したいところだ。
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