鶏肉の入れ方でグンとおいしくなる「水炊き」の作り方
“週末鮨屋”の料理研究家として知られる野本やすゆきさんが、料理初心者の男性向けに「モテる」「デキる」レシピをご指南! 今回は、年末の食卓に登場しがちな「水炊き」をつくります。おいしさの決め手は鶏肉を2段階に分けて入れるタイミング。それだけで仕上がりにグンと差が出るんです。 料理初心者男子でもデキる・モテる簡単レシピ
年末年始、家族や友人たちと食卓を囲む機会が増えてきました。手軽につくれるごちそうと言えば鍋が浮かびますが、なかでも一番簡単で、しかもおいしい鍋料理が知りたい……と、野本やすゆきさんに尋ねたら、「水炊きでしょ」って。 でも「水炊き」ってごちそうとしてはちょっと地味じゃありませんか、とこぼしたら、「材料はシンプルですが、ほんのひと手間で抜群においしくなるコツがあるんですよ」と野本さん。それならばそのコツ、教えていただこうではありませんか!
「水炊き」を作ってみよう!
材料(2人分) 手羽先 8本 鶏もも肉(大きめのひと口大) 1枚 大きめ一口大に切る 酒 100ml 水 1500ml 塩 小さじ1 キャベツ 適量 豆腐 適量 ねぎ 適量 ポン酢 適量
手羽先でとる黄金の鶏出汁
まずは「水炊き」の主役である鶏肉から。一般的には鶏もも肉が使われていることが多いようですが、野本さんの「水炊き」には手羽先も使われます。 「肉のうまみは骨から出るので、必ず骨付きの部位を入れてください。鶏手羽は長時間煮込んでも固くならず、味も出やすい便利な部位です」
さらに鶏手羽は関節のところで切り離すのがポイント。この骨の断面からおいしいエキスが出るんですね!
次に切り分けた手羽先を分量の水、酒、塩、ねぎの青い部分と一緒に鍋に入れ、火にかけます。なるほど、水から炊くから「水炊き」なんですね。いままで、煮立ったお湯に鶏肉を入れていました。反省……。