新型コロナ禍が日本代表強化に打撃…なぜ反町技術委員長は1年延期東京五輪を狙うUー23代表の活動白紙を決断したのか?
観客を入れない「リモートマッチ」での公式戦再開および開幕へ向けて、いよいよカウントダウンに入ったJリーグとは対照的に、日本代表の活動がなかなかイメージできない状態が続いている。 日本サッカー協会(JFA)の技術委員会が17日にウェブ会議形式で開催され、終了後に反町康治技術委員長がオンラインによるメディアブリーフィングを実施。延期されたカタールワールドカップ・アジア2次予選が10月および11月に実施される予定になった状況を受けて、9月に設定されている次の国際Aマッチデーにも、森保一監督に率いられる日本代表の活動を組み込む意向を明らかにした。 「10月と11月の準備としての9月、というのは考えています。ただ、ご承知のようにコロナ禍の影響を含めたいろいろなことを考えると、活動はしたいものの、具体的にどうこうとはまだ言えないのが現状です。例えば国際親善試合を開催するにしても、自分たちの国が終息しても相手の国がそうでなければ、残念ながら活動ができないかもしれない。その意味では検討中ということになります」 猛威を振るってきた新型コロナウイルスの影響を受けて、世界中の代表チームが活動休止を余儀なくされて久しい。日本も3月のミャンマーおよびモンゴル代表、6月のタジキスタンおよびキルギス代表とのアジア2次予選がすべて延期され、国際サッカー連盟(FIFA)とアジアサッカー連盟(AFC)の協議のもと、それぞれ10月と11月に開催される方針が今月に入って決まった。 年内でアジア2次予選を終了させ、来年3月の国際Aマッチデーからはアジア最終予選をスタートさせる青写真を描くAFCは、2次予選の再開へ向けてこんな注釈をつけることも忘れなかった。 「すべてのチーム、役員、ファン、ステークホルダーの安全と幸福、政府による移動と医療に対する制約の解除を確かなものとするために引き続き状況を注意深く監視し、新型コロナウイルスのさらなる影響が出て再検討しなければならないときには、すべての関係者にすぐさま報告する」