【定年後・60歳からの働き方③】40代、50代は今までの人生経験を武器に「学び直し」「資格取得」で自己実現。 若き日に置き去りにした「学ぶワクワク」を取り戻して60歳からの毎日を楽しむ準備を!
学び直しで得た仕事、新しい自分が、残りの人生をより豊かにしてくれる
Q. ここまで、就職に生かしやすいという観点でお話を伺ってきましたが、さまざまな資格の情報に触れ、資格取得に挑戦する人たちを多く見てきた三宅さんが考える、大人の「学び直し」の最大の魅力は何でしょうか? 三宅:40代、50代の女性がこれから資格を取得して、60歳以降の仕事に生かすとなると、やはり、今までに自分の積んできたキャリアや社会経験、家庭で培ったスキルと関連のある資格というのが、いちばん次の仕事につながりやすいと思います。 でも、だからといって、それだけが資格取得の目的かというと、そうではないと思うんです。 私が考える「資格取得を考えるうえで最も大切にすべきこと」というのは、「資格を通じて、理想の自分を実現できるかどうか」だと思います。 資格を取ることがゴールではなく、資格を取ったあと、どんな自分になりたいのか、その自分の姿をイメージできるかが重要です。 特に、「定年・60歳以降の学び」ということになれば、これからの人生をまだまだ楽しみたいと考える人が多いと思います。 こうした「楽しみ」を後押ししてくれるもののひとつが、資格ではないでしょうか。 私たちのサイトから、資料請求の際に寄せられる「資格取得を考える理由」というコメントで、40代、50代の人に多いのが、「今まで挑戦したいと思ったことがあったのに、会社員としての仕事や家庭では家事、育児、介護などで忙しくて実行できなかった。でも、ようやく今、学べる状況になった。そして、学んだことをこの先10年20年と仕事として生かし続けていきたい。やっと、なりたかった自分になるのだと思うとワクワクします」といったようなコメントです。 若い頃に達成できず、置き忘れていたものを取り戻してもう一度挑戦するという感じですね。 昔、何かに夢中になったときのようなワクワクした気持ちを、もう一度持つことができるということが、資格取得に向けて学び直しをする、最大の魅力だと思います。 もし、こうした「60歳からワクワクできるものが見つからない」ということであれば、資格情報サイトをちょっとのぞいてみてください。 拾い読みでもいいので、なんとなく見ているうちに、「お?」っと興味が湧く資格や講座があるかもしれません。そうしたら、クリックしてどんなものなのかを読んでみる。そんなちょっとしたことから始めてみるのもよいのではないでしょうか。