「とにかく結婚したかったの!」カラダの相性を重視して結婚を焦った、34歳美女の「目を覆いたくなるような誤算」
ライフスタイルは十人十色だ。結婚するのもしないのも、その人の人生観の次第。FORZA STYLEの人気連載「婚活道場」でも繰り返し伝えてきたメッセージだが、一方で「どうしても結婚しなければ」という強迫観念に自縄自縛となって、判断を誤る人も少なくない。今回も、FORZA STYLE「ライフ」取材班がレポートする。 この記事の他の画像を見る ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今回話を聞いたのは、東海地方に住む高田桜さん(仮名・34歳)。今から5年前、当時の婚約者・亘に婚約破棄されたという。 「彼氏の亘(わたる)とは大学の友達の紹介で知り合いました。陽キャで友達も多かった彼ですが、とにかく嘘がヘタな人だったんです。なので浮気なんてしたところですぐバレちゃうんですね。 でも付き合っている2年間、浮気している感じなんてまるでなかったです。なので心配してなかったんですけど、まさか両親に紹介する日にあんな裏切り方をするなんて……」 当時二人の交際歴は2年。自分の感じる「結婚適齢期」である29歳をすぎ、桜さんは焦っていた。 「周りがどんどん結婚・出産していくのを見て、波に乗らなきゃヤバい!と思いました。今思えば、あんなに焦らなくても良かったんですよね。その焦りから、亘に結婚を急かすようになったんです」 亘は飲食店勤務。さらに勤務時間が夕方から深夜までと、一般企業で働く桜さんとは生活リズムが合わなかった。 「亘は一人暮らしをしていて、付き合った当初から半同棲状態でした。この人が結婚相手でいいのかな……と思いながらも体の相性がめちゃくちゃ良くて離れられなかったんです。 デートの前日に飲んでて結局遅刻してきて喧嘩になっても、抱かれて仲直りなんていう流され方も日常茶飯事でした」 「で、彼が住んでいた部屋が更新時期になったとき、結婚前提に同棲しようって言われたんです。 婚約指輪を私の誕生日にサプライズでくれた時は泣いて喜びました。ついに私も結婚できるんだ!って」 引っ越しを終え、桜さんの両親と初めての食事会の日。家からやって来る亘と駅で待ち合わせて予約先のレストランへ向かう予定だった。 しかし、待ち合わせに来た亘に、桜さんは現れた婚約者に何かしらの違和感を覚えた。 「家からそのまま来た?」 「ううん。職場に財布忘れてたっぽくて、寄ってから来た」 ふうん。そうなんだ。でもなんだかいつもと違う感じがする……。きっと両親に会うから緊張しているの?そのときはそう感じていた。 桜の両親との食事会は無事終わり、新居へ帰った2人。 「結婚するんだ!という高揚感から、その夜は激しく燃えました。初めて避妊をしないで交渉を持ったんです。そもそも亘を本命として意識したのは、体の相性が抜群だったからなんです。でも、行為後にやっぱりあの違和感が消えなくて。 女の第六感なのか、女の影がするというか。あまりにも気になって、彼が寝ているときに初めてLINEを見ました」 相手の携帯を見ても良いことがないのは百も承知だったが、恐る恐る彼の携帯を手に取る。 怪しい女とのトーク履歴はなかったが、男友達とのトーク履歴から浮気が発覚したのだ。 多くの男女トラブルを手がける、危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は言う。 「結婚を焦る女性が、素行に難のある男性に目を瞑って婚約するケースは後を絶ちません。結局、早晩問題が発覚して、うまくいかないことを山というほど見てきました」 「ねえ!今日私と合う前、本当に職場に行ったの!?」 桜さんがそう問い詰めると、満足して寝息を立てていた婚約者は飛び起きた。 ☆幸福なはずの一夜は、突如、両家を巻き込んだ事態に展開していく。衝撃の【後編】へ続く☆