【中継録画】 “スーパームーン”&「皆既月食」 神奈川では雲に覆われ……
26日夜、月が赤銅(しゃくどう)色に見える「皆既月食」が起きた。この日の満月は今年の中では最も地球に近いため、ひときわ大きく見えるいわゆる“スーパームーン”現象と皆既月食が重なった。天候などの条件によっては日本の広い範囲で観測できるはずだったが、神奈川県内の中継ポイントでは雲に覆われて見ることはできなかった。 【動画】 “スーパームーン”&「皆既月食」 神奈川県の夜空の様子
「皆既月食」とは、太陽とその周りを回る地球、その地球の周りの回る月が一直線に並んだとき、太陽によってできた地球の影の中を月が通過することで月が欠けたように見える現象。国立天文台によると、月は午後6時44分頃から欠け始め、午後8時9分頃に皆既食が始まり、同28分頃に終わる。午後9時52分頃には部分食も終了する。 北海道の西部、東北地方の西部、中部地方の西部や西日本では、欠けた状態の月が昇る「月出帯食」となる。
ちなみに“スーパームーン”という言葉は天文学の正式な用語ではなく、明確な定義はないという。国立天文台によると、26日の満月は2021年では最も地球に近く、皆既食中の満月の瞬間(午後8時14分頃)の地球との距離は約35万7000キロメートルになる。 ※夜空の様子をTHE PAGEのYouTubeチャンネルでライブ配信します。