駿台予備学校は量より質を重視! 指導力の高い講師陣と志望大学の合格を目指す
授業中にアウトプットする時間も
クラスの人数は20人から40人。お茶の水校だと比較的大人数になるが、他の校舎のクラスによっては一桁の場合もある。一方、高校3年の人気の授業になると100人ということもある。 授業は、生徒が予習してきた内容を講師が解説することが中心になる。人気の講師ともなると、その解説がわかりやすく、提示される解法や情報は洗練されている。各科目・各分野を習得するのに重要な「原理原則」を教えていく。 予習した内容を解説してから、生徒に授業用の問題を解かせて再び解説をする。そのため、生徒は授業中に理解し、ある程度、問題が解けるようになった状態まで授業で仕上げる。さらにノートをきちんと取らせ、それをもとに質のいい復習ができるようにする。
指導力の高いベテラン講師がそろう
老舗のトップ予備校であるためか、離職率が低く、ゆえにベテランの講師が多い。講師を大量採用する塾などの場合、授業をマニュアル化することが多いが、駿台予備学校は大量採用ではないのでそういったことはしない。スキルの高い講師たちが自分の裁量で工夫をし、授業を進めていく。 駿台予備学校の講師は知識量が豊富で、授業のスキルが高く、指導力も高い。その日の学習の中で何が重要で、何が必要でないかを把握している。研修により、数学科、英語科などの科目ごとにベテラン講師から後輩たちに授業法が継承されていく。 「知識の引き出しが豊富な講師たちなので、テキストはシンプルです。講師が授業で必要なことを伝えていきます」(コーポレートPR部 中村聡明次長) また、講師室の入り口は開放されており、生徒は講師に質問に来ることができ、マンツーマンで指導を受けられる。 全員がプロ講師で学生のアルバイト講師はいない。学生のアルバイトはクラスリーダーという肩書きで授業をフォローをしたり、質問対応をしたり、学習進度や勉強の仕方の相談に乗ったりする。クラスリーダーは駿台予備学校の卒業生かつ現役大学生だ。目標の大学に通っている学生と接するのは、生徒のモチベーションを上げることにもつながる。