ドラマ『海に眠るダイヤモンド』で注目!軍艦島など、ディープな長崎2泊3日旅/前編
3_ハローキティとのコラボ企画も!「グラバー園」
1974年の開園から今年50周年を迎えた『グラバー園』。旧グラバー住宅を含む国指定重要文化財は3棟あり、6棟の洋館を移築整備したのが『グラバー園』です。 そもそも、園の名称にもなっている(私の時代は「グラバー邸」と呼んでいた)家主のグラバーさんとは何者なのか?というところから復習スタート。 グラバー園 TEL:095-822-8223 営業時間:8:00~18:00(最終受付17:40) 公式サイト: ※開園50周年ハローキティのコラボ企画は2025年3月31日まで ※夜間開園期間中は営業時間が異なります
4_今、見ておくべき!年々姿を変える世界遺産「軍艦島」
長崎を訪れたら絶対に行きたかった場所の一つが、軍艦島(端島)。1850年から約80年間、ピーク時には約5300人が暮らしていましたが、現在は無人島となった孤島です。 この秋にはテレビドラマもスタートしたことで気になっている方も多いのでは。ドラマと並行しながら、ぜひご一読を。 軍艦島には、クルーズ船に乗り上陸できるツアーがあります。ただし、当日の気候や潮位など、さまざまな条件をクリアした時のみ、船長の許可によって上陸が許されます。 ここに暮らした人たちの目的は、“黒いダイヤ”と呼ばれた石炭の採掘。炭鉱夫とその家族など約5300人が暮らし、最盛期の昭和35(1960)年には1ヘクタール1400人以上――東京都の約9倍、世界一の人口密度だったそう。特殊な環境にありながら、一家に一台テレビを備え、生活必需品はなんでもあったというそのポテンシャルの高さは一体どうして――。 『軍艦島デジタルミュージアム』では、「端島炭鉱」時代の島での暮らしから通称「軍艦島」と呼ばれるようになった現在までのアーカイブをデジタル空間で体験しながら学ぶことができます。個人的には、クルーズツアーでのリアル軍艦島も迫力がありましたが、このデジタルミュージアムでは当時の様子もよく分かり、おすすめです。 軍艦島デジタルミュージアム 住:長崎県長崎市松が枝町5-6 TEL:095-895-5000 営業時間:9:00~17:00(最終入場16:30) 不定休 公式サイト: 軍艦島コンシェルジュ(軍艦島上陸ツアー予約) 乗船料金(平日・大人): 5,000円(デジタルミュージアム見学付き)
取材・文 神保亜紀子
クウネル・サロン