無免許運転・木下都議が辞職会見(全文1)小池都知事の助言も踏まえて決断
いじめの構造と同じに思えてならない
木下は都議会から2度にわたる議員辞職勧告を受けております。これに対しては、木下自身、重く受け止めるものであります。しかし、これはあくまでも勧告であって強制力はございません。議員を辞職するかどうかの判断はあくまでも議員本人の判断によるものと理解しております。今回、木下は議員辞職いたしますが、木下のような不祥事を行った議員を辞職させるためには、刑事裁判の結果、被選挙権を失った場合、リコールによる場合、議会での除名処分による場合、この3つしかございません。 先ほどお話ししたように、今回、木下は議員辞職いたしますが、議員辞職しなければ、裁判で実刑判決が確定しなければ、木下は被選挙権を失うことなく失職にはなりません。また、除名処分につきましては、出席停止処分とともに、司法審査の対象となり、議会多数派が少数派を安易に議会から排除することがないよう、歯止めが掛けられております。 今後、不祥事を行った議員を辞めさせたいのであれば、議会や委員会等で辞職勧告に従わなかった議員を無視するようないじめ行為をするのではなく、法律上の適正手続きに従って辞職させることができるよう、法整備を整えたらいかがでしょうか。 木下の議会での様子を見ていると、学校や職場で見られるいじめの構造と同じに思えてなりません。日ごろ、いじめ撲滅を唱えていると思われる議員の方々のこのような実際の姿を見せつけられると、日頃の言動に対する信頼性が損なわれると考えますし、教育現場や職場などに悪影響を及ぼすものと思えてなりません。 以上で私からの終わりにし、質疑応答に入らせていただきます。 初めに、これまで報道機関の皆さま方からいただいておりましたご質問のうち、重複していただきました3問について木下から回答し、その後、個別の質問に入りたいと思います。まず初めに、記者の皆さまから、議員という規範となるべき立場でありながら、無免許運転を続け人身事故を起こしたことに対して、どのように受け止めているのか。交通法規についてどのような認識だったのか。ルールを作る立場の者がルールを破って無免許運転をする、その程度の規範意識で議員の質があるといえるのか、というご質問をいただいております。これについて、まず木下から回答させていただきます。 【書き起こし】無免許運転・木下都議が辞職会見 全文2に続く