小池都知事が記者会見12月4日(全文1)営業時間短縮は誰も望んでいない
時短要請を延長する可能性は
毎日新聞:では2点目の質問です。現在、営業時間の短縮要請を東京都のほうで出されてらっしゃいますけれども、スタートから1週間になります。多くの事業者が協力してくれていると思いますけれども、その辺りの協力の現状をどう見てらっしゃるかっていうところと、あと期間の延長、感染動向などを踏まえて、延長する可能性について現時点でどのようにお考えでしょうか。 小池:きのうも夜、そうやってC40のテレカンファレンスがございました。もう夜中過ぎておりました。帰りながら、帰り道の状況なども確認をしてまいりました。いろいろな繁華街、本来ですと繁「華」街で、夜の繁華街でありましょうけれども、皆さんご協力をいただいているところは大多数でございました。今般のこの営業時間の短縮要請でございますが、今はもうかきいれ時のはずでございます。そういう中でのお願いとなっていることに大変心苦しい思いではございますけれども、コロナ対策というのを集中、短期集中で行っていくということで皆さんのご協力が不可欠。そういう中でご協力いただいていることに感謝を申し上げたいと存じます。 そしてこの営業時間短縮という項目、この効果の現れでありますけれども、一定期間を要するということを考えますと、要請の期間を12月17日ということをまず定めさせていただきました。これを長々と続けていくつもりはございませんし、誰もそんなことを望んでいない。ましてや、医療提供体制を確保するためにも長引かせるということは、なんとしてでも避けたい。そういう意味で感染対策、短期集中でこれ以上の拡大を防いでいくために引き続きのご協力をお願いしたいというふうに考えております。 毎日新聞:幹事社からは以上です。各社の質問に移ります。質問のある社は挙手の上、知事の指名を受けた上で名前と所属を名乗って質問してください。
コロナ専門病院、32床でのスタートは人材不足の影響か
TBSテレビ:TBSテレビの【ジョウジマ 00:28:03】と申します。よろしくお願いします。知事は先日、医療現場のほうも都内の4カ所視察されて、やはり医療人材の不足というのは本当に深刻で大変な課題だということをおっしゃっておりましたけれども、先日メディア公開もされました、府中のコロナ専門病院、これに関しては都立、公社から人材を集めて26日に開設するということですけれども、当初100床だったのが32床からのスタートで順次開けていくということになったことも、やはり医療メンバー、集めるの大変難しいと思うんですが、そういうことも影響しているのかどうかお聞かせください。 小池:目標100床で、そしてその設計で行ってまいりました。人が集まらないからというのではございませんで、当初32ということから着実に始めていくということです。また、医療従事の関係につきましては、計画的に行っていくということで、専用の病床の確保ということを着実に進め、そのことが都民の皆さんへの安心につながっていくことを期待いたしております。 いずれにしましても、今、できるだけ検査を受けられる体制を整えて、すでに件数とすれば6万8000件は1日でも可能になっております。そういう中で、検査をできるだけ早く受けていただく、そしてまた軽症、無症状の方々については今度、10に増える療養施設のほうをご利用いただく。 ただ、専用病床などを確保することによって、東京にはたくさんの多くの病院がありますけれども、やはりそこを、それぞれ負担も掛かって、長い、2月ぐらいからそれがずっと続いているということを考えますと、今回、府中につくる病棟も大きな役割を果たしてくれる。ですから流れを、検査から陽性者が出た場合、それを、その方々をどのような流れで回復まで持っていけるようにするのか、そういった一種のコロナ禍に関してのエコシステムをどう整えるかなどを考えながら進めているところでございます。医療従事者の皆さんにはご苦労をお掛けいたしますけれども、引き続きのご協力をお願いしているということであります。 TBSテレビ:100床まで増やしたときに、医療スタッフの方を集められる、これの調整とかはもう進んでいるんでしょうか。 小池:はい、担当の者で進めているところです。 【書き起こし】小池都知事が記者会見12月4日 全文2に続く