小池都知事が記者会見12月4日(全文1)営業時間短縮は誰も望んでいない
感覚が過敏過ぎてマスク着用が困難な人も
どういうことかと言うと、例えば知的な障害のある方、発達障害のある方っていうのは、その方によって触覚であるとか嗅覚などが非常に敏感で、いわゆる感覚過敏で、この先ほども、あの中のをお見せしましたけども、マスクの着用っていうのが、感覚が過敏過ぎて困難な場合があると。それから視覚障害のある方々は安全な移動のためにヘルパーの方や、肘とか肩に直接触れて誘導してもらう必要があるわけですね。そしてまた聴覚障害のある方はマスクを着けておられると、この人の口の、相手が口の動きが読み取れないで、相手の話をしていることが分からないといった部分があるわけで、今日も手話の方はフェースシールドをやっていただいているのも、口元が分かるということで、これは特別にこのようなフェースシールドをしていただいているわけですね。 ところがこうしたことが中ではこの方が障害がある、ない、分からないわけですね。ということで理解されないで、なんでしていないんだよみたいな話になってトラブルになるということであります。マスクの着用やソーシャルディスタンスの徹底など、新しい日常の実践が難しい方がおられるんだということ、それから障害にはいろんな特性があること、障害があるが故に困っておられることについて、あらためて知っていただきたい。そしてご理解をお願いしたいということであります。 都としてもホームページやTwitterなどを通じまして、こういう方々がおられるんですよと、理解してくださいと啓発を進めてまいります。コロナ禍にありましても暖かな心掛け、配慮によって誰もが安心して生活できるダイバーシティー東京を都民の皆さんとつくってまいりたいと存じます。よろしくお願いいたします。
「アートにエールを!」約7700本の動画出そろう
そして次ですけれども、ごめんなさい、あと2つありました。「アートにエールを!」、これはエンターテインメント関係の方々がこの間、お仕事がない、そしてまた芸術、アートを展開する場所がない、チャンスがないということで行われている「アートにエールを!」でありますけれども、その東京プロジェクトについての取り組み状態、状況についてのお知らせであります。 このプロジェクトを思い出してみていただきたいんですが、コロナの影響下でも東京の文化の火を絶やさないということから、アーティストやそのスタッフの皆さんの支援を目的とするもので始めました。これがなんと約2万人の皆さんに参加いただいた個人型で、その方々がお1人でもそうなんですけれども、約7700本の動画が出そろいました。素晴らしいです。ぜひ音楽、演劇、美術、伝統芸能など、幅広い分野の動画でおうちの時間を楽しく過ごしていただきたいということであります。この動画のエッセンスとしてコンセプト動画を作成しましたので、ご覧いただきたいと思います。これそのものも素晴らしいです。 (18:04~19:03 VTR ご発言なし) 小池 はい。とてもすてきですよね。で、こちらの動画は専用サイト、そしてまた都のInstagramで、Tokyo Arts & Cultureというサイトでご覧いただけることとなっております。また、都内のホールとか劇場での公演と配信を支援する、さっき、今ご覧いただいたのは個人型です。それともう1つ二本立てで、ステージ型というのがあります。これは現在採択されました300本の演劇、そしてコンサートなどが順次上映中でございますので、こちらも専用サイトから動画の公開を始めております。ぜひご覧いただいて、東京の芸術・文化の幅広さを感じていただきたいと存じます。 4つ目のポイント、今日お伝えすることでありますが、気候変動に関してであります。都の気候変動に対する取り組みといたしましてのお伝え。世界は今、新型コロナウイルス感染症と気候危機という、2つの大きな危機に直面をいたしております。都におきましては、人々の持続可能な復興を目指すサステナブル・リカバリーを進めているところでございます。また、これまでも申し上げてまいりましたとおり、気候危機に立ち向かうためには具体的行動を起こしていくことは重要であります。そしてきのう、C40の運営委員会が日本時間の真夜中、12時から開催されまして、そのため私もきのうは夜12時まで、このためにずっと残って、そしてライブでそのままやりとりをさせていただきました。