小池都知事が記者会見12月4日(全文1)営業時間短縮は誰も望んでいない
気候変動に立ち向かう行動加速を宣言
このC40をあらためてご紹介しておくと、世界の、現在は90以上の大都市が連携して、気候変動対策に取り組むネットワークであります。その運営委員会というのはC40の意思決定機関になるわけです。私はアジア・オセアニア地域の代表として、先日、副議長に再任されましたので、再選されましたので、副議長という立場で出席をしたということです。 この運営委員会において、私はC40の加盟都市と共に企業やNGOなどとも連携しながら気候変動への行動、クライメートアクション、これを世界的なムーブメントとして展開していく、その旨を昨日といいましょうか、今朝ですか、表明をいたしました。 都はこれまで培ってきた経験があります。ノウハウがあります。例えばサステナブルビルディング、持続可能な建物ですね、建築物。それから、グリーンハイドロジェン。これはグリーン水素。これをアクションテーマとして、ESGファイナンスを潤滑剤としながら、リーダーシップを発揮していく、こうしたC40などの国際的なネットワークとも連携しながら、深刻化するこの気候危機に立ち向かう行動を加速するということであります。 で、私はその場で、気候非常事態を超えて行動を加速する宣言ということで、Climate Emergency Declaration、Time to Act、このことをあらためてここに表明をしたいと思います。そして、世界をリードしていきたい、そのことを考えております。またさまざまな施策を肉付けしながら、実際の実行、行動に移していきたいと考えております。 私からは以上です。
五輪3者会談のポイントは
毎日新聞:ありがとうございました。それでは質問に移ります。12月幹事社の毎日新聞の古関と申します。2つ質問させていただきます。1点目が、東京オリンピック・パラリンピックについてです。本日、これから東京都・国・組織委員会の代表による3者会談が開かれます。東京都の代表としてどのような方針で会談に臨まれるお考えでしょうか。会談のポイントなどもあれば合わせてお聞かせください。 小池:じゃあまずそちらからよろしいですか。本日、夕刻でありますが東京大会に関しての3者会談を行います。言うまでもありませんが、東京2020大会は人類が一丸となってウイルスという見えざる敵に打ち勝って、その絆をさらに強めた象徴となるわけで、極めて意義の高い大会でございます。いつも申し上げているように1920年のアントワープ大会というのは第一次世界大戦、そして当時のいわゆるスペイン風邪、それに打ち勝つ形で1920年、ちょうど100年前に開かれたベルギー、アントワープでの大会ということであります。 そしてその101年後に当たる2021年になりますけれども、2020東京大会というのはそういった大変大きな意義のある大会になるべきものでございます。そうした中で大会の追加経費というものが必要になってきてるわけでございまして、開催準備を着実に進めていく上で極めて重要な課題であります。そこで大会に対する都民や国民の皆さんのご理解、そして共感を得ていく。そのためにもこれからも引き続き可能な限りの経費削減を図りながら安全安心な大会の開催に向けて、関係者が一体となって取り組んでいくという必要がございます。 その認識に立ちまして、今日の3者会談に臨んでいきたいと。つまり経費の削減とともに安全安心な大会を確保する。その両面からの考え。そしてそれは都民の理解が必要だという、それらをベースにしながら本日の3者会談に臨んでまいりたいと考えております。