小池都知事が記者会見12月4日(全文1)営業時間短縮は誰も望んでいない
重症化防ぐために早期受診が大切
ご注意いただきたいのは、高齢者の皆さまや基礎疾患をお持ちの方だけではありません。若い方々も含めて、全ての世代の皆さんに対策を徹底いただきますように強くお願い申し上げます。事業を短縮していただいて、午後10時までに限らせていただいているというのも、この時短とGo To トラベルなどへの自粛など、これらも皆さまに、心を、心配りといいましょうか、心遣いといいましょうか、あらゆる世代に今広がっているわけでありますので、どこにポイントがあるので、ほかはいいんだというのとは意味が違います。 そして重症化を防ぐために早期に医療機関を受診するということは大切であります。特にご高齢の方ですが、基礎疾患のある方、少しでも異変を感じたり、不安に思う場合はどうぞ我慢しないでください。できるだけ早くかかりつけ医、そして東京都発熱相談センターへご相談をお願いいたします。 事業者の皆さまには先ほど申し上げましたように、営業時間の短縮要請、ご協力いただいております。本当に感謝申し上げます。引き続き虹のステッカーの掲示、そして継続的な感染防止対策の点検、利用者に対する対策へのご協力への呼び掛けをお願い申し上げます。 あらためて飲食店など入る際にまた、検温をしたり、それから消毒をしたり、それらのことについて、またアクリル板を置いたり、もういろいろ工夫されておられます。こういった事業者の皆さんに心から感謝するとともに、ぜひいろいろな点で心掛けていただきたい。 それから先月のテレワーク月間、もう12月になりましたので、11月のテレワーク月間は、まずは終了はいたしておりますけれども、そのまま引き続き、今月からは冬のスムーズビズ実践期間に入ります。こちらのほうでは、テレワーク、時差出勤の取り組みをいっそう強めていただきますようお願いいたします。
宿泊療養施設は新たに1施設開設
医療提供体制についてでありますが、無症状者、軽症者を受け入れます、宿泊療養施設であります。こちらのほうも東京都の職員ほか、本当に頑張って陽性になった方々、軽症、無症状者の方々の受け入れを現場で24時間努力してもらっているわけでありますが、それに1つ加わります。12月の17日から新たに特別区内に、1施設が新たに開設をされるということで、これで合わせまして10の施設になって、約4000室の確保ということになります。 これによりまして、引き続き感染拡大に対応いたしますし、また無症状や軽症の方が宿泊療養を行える環境を、これによって切れ目なく確保していくということであります。そして都民の命を守るために感染対策を短期集中で進めていくということで、そのためには皆さま方のご理解、ご協力、必要不可欠でございます。日々の新しい日常、正しく予防の徹底について引き続きよろしくお願い申し上げます。 今日はあと2点お伝えします。きのうから障害者週間が始まりました。障害者基本法におきましては12月3日から9日までが障害者週間と定められております。そして全国各地で障害者の自立、そして社会参加を支援する取り組みが行われております。今年度の都の標語でありますけれども、広げよう、寄り添う心と理解の輪。これは一般公募いたしました上で選ばれたものであります。広げよう、寄り添う心と理解の輪。この標語と今年9月に開催いたしました「第35回東京都障害者総合美術展」の、こちら、カラフルな絵ですけれども、最優秀賞受賞作品などを基に制作したポスター、これを公共交通機関、公立学校施設などに掲示をしまして啓発を行ってまいります。 また障害者週間には都内在住の障害者の皆さん、そしてご家族、関係者を対象に、特別電話相談を実施いたします。相談体制を強化しまして、弁護士なども専門的な法律、年金、福祉などの知識を持った人が対応いたします。電話、メールなどでのご相談の受け付けになりますから、ぜひご活用をいただきたいと思います。 そして障害者週間を機にしまして、都民の皆さんには障害や障害のある方々への理解、そして思いやりについてあらためて考えていただきたいと思います。特にコロナによって障害のある方っていうのは、大変過ごしづらいことがたくさんあるわけですね。困っているんだっていう声が少なからず届いているところであります。