大阪府・吉村知事が定例会見7月21日(全文4)多くの皆さんが参加できる万博に
新型コロナが収束すればIR需要者の回復は早いとみるのか
日刊工業新聞:日刊工業新聞の大川です。IRについて開業時点で1兆円と強気の投資があったわけですけれども、知事としては新型コロナが収束すればIR需要者の回復は早いというふうにみていらっしゃいますでしょうか。 吉村:ええ、早いとみてます。現実にラスベガスなんかでも動きだしてます。ワクチンがかなり、これはアメリカ国内だけですけど、ワクチンがかなり広がってる中では、ラスベガスなんていうのは非常に回復してると、いっときと比べるとですね。今後このワクチンが世界で広がってくる、まだまだ今そういう状況じゃないですけれども、そういったワクチンが世界で共有できるようになれば、世界の行き来がまた自由になってくると。そうなると大阪っていうのはもともと魅力のあるエリアですし、多くの海外のお客さんなんかもやっぱり訪れたいナンバーワンで選ばれるようなまちが大阪であり、また関西地方なので、そういった意味ではコロナというこの世界におけるパンデミックがいつかは必ず収まりますんで、収まったときには必ずこの需要は回復すると思ってます。 民間事業者、MGM、オリックスも、そうだからこそ投資をするわけです。これは税金の投資じゃありませんので、民間事業者は自分のお金を投資するわけですから、やっぱりそこの投資判断をする上で、そういう見通しがないと投資はしませんので、厳密な投資判断をした上でやっぱりそういう投資もされてると。僕自身もコロナというのは、今はこういう状況になってますけれども、ワクチンあるいは治療薬、これが世界で共有されるようになれば需要は回復するというふうに思ってます。これはこの2020年代後半でやってるわけですけど、そのときまでには必ず回復するだろうと思ってます。
事業期間全体で投資額は1兆円を大きく上回るのか
日刊工業新聞:ありがとうございます。MICEについてですけれども、展示場が開業時の1兆円に入っていないということは事業期間全体では投資額は1兆円を大きく上回るとみて良いでしょうか。 吉村:そういうことになると思います。 日刊工業新聞:ありがとうございます。MICEの段階整備の内容によっては、開業時にはカジノが全体の3%以上になる可能性というのもあるんでしょうか。 吉村:それはできないと思います、法律で決まっているので。 日刊工業新聞:分かりました。ありがとうございます。 司会:次の方お願いします。じゃあ真ん中、はい、すいません。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見7月21日 全文5に続く