大阪府・吉村知事が定例会見7月21日(全文4)多くの皆さんが参加できる万博に
70床上積みできた理由を教えて
日本経済新聞:日経新聞の古田です。病床確保計画について伺いたいんですけれども、一般医療と両立が可能な病床数が250床から320床で、70床上乗せされたということなんですけど、府内のICUは約500床ということで、ここは変わらないと思うんですけど、70床上積みできた理由を教えていただけますか。 吉村:これはそれぞれの病院で計画を立ててもらって、その積み重ねで実現できたと思っています。もちろん大阪府内のICUっていうのは500床ですから、このICUで治療するところもあれば、ICUではないとしてもICUと同じような対応をして、人工呼吸器挿管、そして看護師さんを付けて治療するということをやっていただけるとこを合わせて580床になったというふうに思っています。 なので、あとはそのフェーズごとに、病院ごとに提出してもらっていますので、たぶん病院でいろいろやりくりをする中で通常医療に影響を与えないぎりぎりのところで増やしていけたのが320床だというふうに思っています。全てICUだけでやるわけではないので、ICUが中心になるんですけど。その中でぎりぎりのところで増やしていってやったときに320床。これは病床が積み上がっていったという形だと思います。 日本経済新聞:もともと重症治療ができない病院で重症治療ができるようになったということが大きいということでしょうか。 吉村:もうちょっと厳格に言うと、もともと重症治療ができる力のある病院でやっていただけるようになったというほうが正確だと思います。これは第4波のときに中等症が重症治療をしてると、あたかも治療能力がないにもかかわらずやってるんじゃないかみたいな皆さんの報道のされ方でしたけど、そうじゃなくてコロナの治療はしてないんだけども、非常に大きな病院においては、力のある病院というのはやっぱり大阪、結構数はあります。その中で届け出としては中等症の病床の届けでしたけれども、気管挿管、人工呼吸器、こういった処置ができる病院ではそれをやってもらったと。今回正式に中等症・重症一体型病院と、機能分化もした上で、そこに正式に手を挙げていただいたということになるというふうに思っています。 なので、やはりもともと許可病床数の非常に多いような病院、皆さんから想像する大病院が今まで軽症・中等症病院でも結構あったわけですけれども、コロナ治療により手を挙げていただける、なんとかそこは実現できたということだと思ってます。 司会:じゃあ次お願いします。そしたら前。