「トヨタができることはなんでもやる」。ハースF1との提携を推し進めたTGR加地モータースポーツ部長を直撃!
■トヨタの技術がハースのマシンに入るのはいつ? ――現在のハースはフェラーリからパワーユニットやギヤボックスなどの供給を受け、イタリアのコンストラクター、ダラーラが車体を製造しています。トヨタは今後、空力開発やシミュレーション、カーボン部品の設計・製造を行なうと発表していますが、TGR-ヨーロッパの開発拠点があるドイツ・ケルンのファクトリーで車体関係のプロジェクトがスタートするということですね? 加地 そうですね。現在のハースはフェラーリやダラーラともパートナーシップを組んでいますので、彼らをリスペクトしながら、僕らができるモノづくりでサポートしていきたいと思っています。シミュレーターなどの設備も、使っていただけるものは使っていただければと思っています。 ――トヨタの技術がハースのマシンに入っていくのは、いつぐらいになりますか? 加地 まだ契約したばかりですし、今年はないです。そこに関してはあまり詳しくは言えないです。 ――将来、トヨタのメカニックやエンジニアがハースのユニフォームを着て、F1の現場で活動する可能性もあると、期待してもいいですね? 加地 それはご期待ください(笑)。 インタビュー・撮影/熱田 護