ペレスに中指!ローソン謝罪も評価急降下、昇格すればフェルスタッペンとの衝突が現実に?
2025年のレッドブルのシートを巡る争いが激化する中、RBに新加入したリアム・ローソン(22歳)がセルジオ・ペレス(レッドブル)とのバトルで一線を越えたとして、レース後に謝罪する事態となった。 ●【2024年F1チャンピオンシップ・ランキング表】ペレスのランキングとポイント数、フェルスタッペンとの差は開く一方だ/第20戦F1メキシコシティGP終了後 F1メキシコシティGPのレース中、トラック上での激しいバトルがエスカレートし、ローソンがペレスに対して中指を立てたことが問題視され、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコ博士は不満を示している。 ローソンはレース後に反省し、次のように語った。 「そんなことをすべきではなかったし、謝罪するよ。彼(ペレス)は僕のレースを台無しにしようと、半周にわたって僕をブロックする以外に何もすることがなかった。だから僕は腹を立てたんだ。でも、それは言い訳にはならない。僕のやり方ではないし、ああいうことをすべきではなかった」。 ローソンは、ペレスとのバトルでの感情の高ぶりがあったとはいえ、自らの行動が不適切だったことを認め、改めてスポーツマンシップの重要性を強調した。 ■2レース連続でベテランが激怒!フェルスタッペンと組ませて大丈夫? 1週間前のF1アメリカGPでは危険な動きをしたとフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)を怒らせたばかりだったが、この時はその大物ぶりにマルコ博士も喜んでいた。 しかし、F1メキシコシティGPでは来季のシート争いをしているとはいえ姉妹チームのセルジオ・ペレスのレースを台無しにしたことで、さすがのマルコ博士も不満だったようだ。 もし来季ローソンを昇格させた場合、ベテランにも噛み付く血気盛んな新人ローソンは、負けん気の強い王者マックス・フェルスタッペンとトラック上で衝突することも十分に考えられる。 今シーズン、様々な問題を抱えていたレッドブルに居心地の悪さを感じていたフェルスタッペンに対して、不満を知ったライバルチームは、シーズン中に彼を引き抜こうと動いていたが、フェルスタッペンは最終的に残留を表明した。しかし、ローソンのような強烈な新人が加わることで、再びチーム内に不穏な空気が漂う可能性がある。 フェルスタッペンは居心地の良さを求めていることを公言しており、チーム内で居心地が悪いと感じれば移籍か引退を考えてもおかしくない。 いずれにせよ、姉妹チームのペレスのレースを台無しにしたことでレッドブル内で急上昇していたローソンの評価は急降下。レッドブル首脳陣は、ローソンの成長を一戦ごとに評価しつつ、直接対決をさせている角田裕毅とともに、残り4戦の成長を見守ることになりそうだ。