ペレス、ローソンに憤慨!先輩は「テキーラ飲んで寝ろ」!マルコ博士は2人に不満!
セルジオ・ペレス(レッドブル)は、レッドブルでの将来に関する憶測を和らげるためにも、母国レースで堅実な週末を過ごす必要があったが、その週末は悪夢のような経験をすることになった。 ●【2024年F1チャンピオンシップ・ランキング表】ペレスのランキングとポイント数、フェルスタッペンとの差は開く一方だ/第20戦F1メキシコシティGP終了後 チームアドバイザーのヘルムート・マルコ博士は「彼は良い週末を過ごせなかった」とコメントし、ペレスの「将来は不透明」だと語った。 ■若いローソンをマルコ博士が叱責 ペレスは、レッドブルの姉妹チームであるRBに新加入し、来年自身の後任候補の筆頭と目されているリアム・ローソンとトラック上で衝突した。そして22歳のローソンは、コース上で小競り合いと接触の後、34歳のペレスに対して中指を立てる場面もあった。 これに対してマルコはこう叱責した。 「チェコもローソンに対して非常に怒っていた。だから、落ち着いて話し合う必要があると思う。ローソンがタフなレーサーであることは知っているが、チームメイトに対してこのようなことをすべきではない。他のチームのドライバーに対してすべきだ。もっと敬意を持つべきだ」 ■先輩ペレスがローソンに助言 一方、ペレスはローソンに、フルタイムのF1ドライバーの世界に足を踏み入れる際には気をつけるよう警告した。 ペレスは、ローソンとは「何の関係もない」と主張し、この件についてローソンと話すために「時間を無駄にするつもりはない」と主張した。 「彼がF1に来たやり方を見れば、F1にふさわしい態度ではないことは明らかだ。彼はもう少し謙虚になるべきだ」とペレスは先輩としてたしなめた。 ■さらに先輩が助言「テキーラを飲んで寝ろ」 元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、ペレスに怒りを抑えるよう助言した。 「テキーラを1、2杯飲んで、ぐっすり眠るといい」とシューマッハは微笑んだ。 「我々が見ているのは、完全に動揺し、もう何をしたらいいのかわからない人の典型的な兆候だ」 ■息子はあと10年は続ける しかし、ペレスの父アントニオ・ペレス・ガリベイは、マルコ博士のコメントが皮肉に聞こえたとしても、息子の将来についてまったく心配していないようで、ドイツのテレビ局、『スカイ・ドイツ』にこう語った。 「マルコ博士は最高のボスだ。チェコがマルコ博士のポジティブな考え方を身につければ、世界チャンピオンになれるだろう」 「私にとってチェコは将来の世界チャンピオンだ。少なくともあと10年はF1でレースを続けるだろうからね」 陽気なペレスの父のコメントを聞いた時、81歳のマルコは微笑みながら言った。 「私は彼の楽観主義を評価しているよ」 しかし、マルコ博士はペレス本人についてはこう述べた。 「彼は無線でブレーキの問題について訴えていた。少なくとも、私が聞いたのはそれだけだ。正確に何が起こっていたのかを確認する必要があるが、残念なことに、私たちはチェコに期待していた回復は起こらなかった」