夢洲ファンラン 未来の夢集まる舞台を駆け抜ける 試走してみました㊦
大阪・関西万博100日前の来年1月3日に、万博会場となる夢(ゆめ)洲(しま)などで開かれる「夢洲ファンラン」では、2種目(10キロ・2025メートル)が行われる。10キロコース最大の見どころは万博会場がある夢洲と舞(まい)洲(しま)に架かる「夢(ゆめ)舞(まい)大橋」からの絶景だ。橋長約880メートルで、アーチ状になった中央部から万博会場を一望しながら走り下っていく。 【地図でみる】2025メートル「ファンラン」コース 右手には六甲連山のふもとに広がる兵庫・西宮や神戸の街並み。澄み渡る青い空と海。遥(はる)か先には明石海峡大橋もくっきり見える。急ピッチで建設が進む万博会場に目をやると、ひときわ存在感を放つ「大屋根リング」のわきに、巣をイメージしたという半透明の屋根が見える。地元・大阪のパビリオンだ。 「健康」をテーマに、最新のデジタル・ヘルスケア技術を組み合わせた未来を感じられる展示になるといい、2050年の大阪を自分のアバターが闊歩(かっぽ)するらしい。どんな未来が描かれるのだろうか、今からワクワクする。開幕前に万博を想像して楽しめるのもファンランの魅力だろう。 銀色の巨大な卵のようなパビリオンが太陽の光を反射し、その奥には金色に輝く海原が広がる。約60メートルの高さがある橋の上から眺めると、夢洲が海に浮かぶ島であることがよく分かる。そう。夢洲はまさに多くの人の夢や、未来への願いが詰まった「夢の島」なのだ。 万博が開かれる2025年。その記念すべき年の目標を万博のテーマと重ね、「健康づくり」にしてはどうか。それなら走るのはもってこいだ。ファンランに参加し、素晴らしい新年のスタートを切ってほしい。 舞洲と夢洲をつなぐこの橋を、万博に思いをはせながら走れば気持ちが舞い上がり、未来の夢も見つかりそうだ。(梶原紀尚) ◇ 申し込みは公式ページ(https://www.sanspo-marathon.com/entry.php?itemid=57561)