プログラミング不要! ノーコードツールで誰でも簡単 プロ並みの企業Webサイトを作成可能に
ここまで紹介したツールを分類し、その特徴をまとめると次図のようになる。こうした分類分けにより明らかに選ぶべきツールが見えてくる。
Webサイト構築のノーコードツールは、いずれも実用的なプランで2000~3000円/月ほどだが、選ぶ際には次のようなポイントにも気をつけるとよいという。 サイトの成長可能性:アクセスが急増する可能性がある場合は、サービス容量やベージビューの上限に注意が必要。上位プランなどへの移行なども意識しておくことがベター。 カスタマイズ:搭載している機能だけでなく、追加できる機能やその費用も注意ポイント。高機能・独自オーダーなどに応えるエンタープライズプランの検討が必要な場合もある。
ノーコードツールで作成したWebサイト事例を紹介
佐藤氏がCTOを務めるneccoでも、ノーコードツールを活用した事例が増えつつある。そのなかから、2つの事例が紹介された。 ■ CMC_Central 全国のコミュニティマーケティング実践者が集まり、人・知見・ノウハウを発信する会の「イベント告知サイト」に「STUDIO」を活用。ほとんどデザイナーが作成し、エンジニアはほぼ関与しなかった。直接デザイナーが操作することで、コーダーとのコミュニケーションロスがなく、思い通りの表現がかなった
CMSを活用することにより、ユーザーはExcelのような表に情報を入力するだけで、デザインされたページが完成する。デザインと内容を別々に管理することで、同じレイアウトのコンテンツを量産できるようになっている。 ■ Awarefy(アウェアファイ)の事例 AIメンタルアプリ「アウェアファイ」を提供するAwarefyのリブランディングをneccoがサポートし、コーポレイトサイトを約1か月という短期間で構築した。「STUDIO」を用い、動画アップロード機能および3Dモデル、高度なアニメーション表現などについては外部ツールを活用している。