プログラミング不要! ノーコードツールで誰でも簡単 プロ並みの企業Webサイトを作成可能に
無料プランが用意されているツールが多いことも大きなメリットだ。エンジニアの人件費やコミュニケーションコストも削減でき、その分、動画作成などコンテンツの充実にまわすこともできる。
┌────────── ノーコードだから、制作者は効率よくつくれ、運用者は自分で更新でき、閲覧者には役立つ情報がスピーディに掲載されます。つまり、ノーコードWeb制作は三方よしということになります(佐藤氏) └──────────
ノーコードツールは「レイアウト方式」と「機能性」を軸に選ぼう
では、さまざまなノーコードツールがあるなかで、何をどう選べばいいのか。その考え方のヒントとして、佐藤氏は「レイアウト方式(自由レイアウト/パーツ配置)」と「機能性(単機能/多機能)」の2軸でツールを分類し、そのメリット・デメリットについて紹介した。
■ レイアウト方式 自由レイアウト型:自由度が高く、IllustratorやPhotoshopのようにデザインをピクセル単位で調整するため、Webデザインの知識がある程度必要となる。あらかじめデザインが先にある場合、再現性が高い。基本的にはPCでの作業を前提としたツールが多い。 パーツ配置型:あらかじめ用意されたデザインパーツを積み木のように組み合わせていく。テンプレートが用意されていることも多く、パーツはカスタマイズも可能。特に技術力を要するレスポンシブデザインにあらかじめ対応しているため、Webデザインの知識がなくても使えることが多い。タブレットやスマートフォンで操作できることも多く、更新や修正などがしやすいのも魅力。 いずれもテンプレートが用意されており、上手く活用することでベストプラクティスとして恩恵を受けることができる。 ┌────────── デザインのかっこよさについてはデザインスキルに負うところが大きいですが、普段からプロ向けデザインツールを使っているのなら「自由レイアウト型」の方が、こだわったデザインが作成でき、慣れていないなら「パーツ配置型」の方が、スピーディにストレスなくサイトを構築できるのでおすすめです(佐藤氏) └────────── ■ 機能性 単機能:Webページの作成に特化しており、シンプルなので学習コストが低く、入門者向け。会社紹介サイトなどに使われることが多い。 多機能:Webアプリケーションが搭載されており、ショッピングや顧客管理、メルマガ配信などの機能があらかじめ用意されているため、ショッピングサイトや会員制サイトなどを簡単に作成できる。 単機能はシンプルで使いやすいが、できないことがある。多機能は便利だが、使いこなせない場合も多い。それぞれのメリット・デメリットを考えて選択してほしい。 ┌────────── 必要なツールを選定するには、どんな目的でWebサイトをつくるのか、どんな機能が必要なのかをしっかりとすり合わせ、それを満たしたツールを見極めることが大切です(佐藤氏) └──────────