プログラミング不要! ノーコードツールで誰でも簡単 プロ並みの企業Webサイトを作成可能に
たとえば、Blenderで3Dモデルを作成し、After Effectsで動画を編集、動画共有サイトVimeoにアップして「STUDIO」に埋め込んでいる。またはIlustratorで作成した画像をAfter Effectsで動かし、Lottie Filesを通じて「STUDIO」に取り込んでいる。またわずかながら、細部の調整にカスタムコード機能も利用している。
neccoのツール選び
上記の案件で「STUDIO」を選定した理由は、「neccoがデザインにこだわるがゆえだ」と佐藤氏は話す。 ┌────────── 「STUDIO」は自由度の高いレイアウトが可能で、美しい日本語のフォントが数多く揃い、Figmaとの相性がいいです。また、管理画面およびサポートが日本語で行われるという点も、運用面から重視しました(佐藤氏) └────────── なお、案件によっては「Wix Editor」を選んでいるという。選定理由として、ノンデザイナーでも更新がしやすいためクライアントからの指定があること、サーバが世界複数箇所にあるため海外向けコンテンツの掲載に有利だと思われることなどがあげられた。 一方、佐藤氏はノーコードツール採用のデメリットとして、「デザインや機能に制約がある」ことをあげた。また、ツールそのものの使い方の勉強も必要であり、簡単な更新は誰でも可能ながら、レイアウト変更などには”慣れ”が必要であることを指摘した。ただし現在、neccoではノーコードツールでの案件の割合が増えつつあり、デメリットを上回るメリットを享受しているという。 最後に、佐藤氏は改めて「ノーコード制作はメリットが多く、いわば三方よし。ぜひ活用してほしい」と呼びかけ、セッションを終えた。