嫉妬の感情と向き合う考え方とは？

子どもも、嫉妬の感情に苦しむことがあります。どうして自分はあの子みたいになれないんだろう…と、誰かをうらやましく思うあまり、心がつかれてしまうことも。そんな我が子に伝えたい、自分と向き合うヒントになる考え方とは？ 筋トレ伝道師として、数々の筋肉名言で悩める大人たちを勇気づけてきたXのフォロワー数216万人超の著者が、ストレスなく生きる考え方を伝授します。 ※本稿は、Testosterone(著)『大人も気づいていない48の大切なこと-キミの心をラクにするかんたんなヒント』(Gakken)より、内容を一部抜粋・編集したものです。

くやしいという気持ちは悪いものなんかじゃない

キミは「くやしい」「うらやましい」と感じたことはあるかな？そういう気持ちをしっとと言うんだ。 まずはじめに言っておきたいんだけど、しっとしてもいいよ。全然いい。しっとしない人間なんていないからね。ボクだってしっとする。 しっとはだれしもが持つ自然な感情で、悪い感情なんかじゃないんだ。だから、しっとしてしまう自分をみっともないと思う必要なんてまったくないよ。 ただね、しっとのしすぎには注意してほしいんだ。しっとはどうしても「それに比べて自分は……」とキミをネガティブな気持ちにしてしまうので、あまりたくさんしっとすると、キミの心がつかれてしまう。 もし、しっとのしすぎで気分が落ち込んでしまったり苦しくなってしまったりしたときは、今から紹介する裏ワザが一番効くので試してみて。

自分が持っているものを探してみよう

自分にはないけど他人は持っているものを探すのがしっとだよね。それとは反対に、自分が持っているものを探して、それに感謝するんだ。 気の合う友だち、健康な体、好きなアニメ、なんでもいい。自分の持っているものが「持っていて当たり前のもの」だと思わないで感謝してみよう。 そうすると、自分だってけっこういろいろなものを持っていて、恵まれていることに気づけて、ちょっぴり幸せな気持ちになれるよ。

しっとは自分の気持ちを知るヒント

ちなみに、しっとって実はすっごく役に立つ感情でもあるんだ。しっとしたと思ったら「私はあの人のどこにしっとしたんだろう？」と自分に問いかけてみて。 そうすると、自分が欲しいもの、こうなりたいと思っているゴールに気づくことができるよ。だれかにしっとするということは自分もそうなりたいと思ってるってことだからね。 だから、しっとしたときは、いったん自分自身と話し合いをして、自分が本当に望んでいることを問い直してみよう。 きっとしっとの気持ちが、キミの進むべき道を示す道しるべになってくれるはずだよ。