「西国分寺駅」には何がある? 徒歩すぐで市役所&おしゃれ図書館に行ける、歴史スポットにあふれた街
西国分寺駅で地上を走るJR中央線と、その上で高架になっているJR武蔵野線はほぼ直角に交わっています。乗り換えで2路線をつなぐ階段・エスカレーターを上下するときは、案内標識をよく見ていないと「行きたかった方向と逆のホームに出ちゃった!」というミスも頻出しがち。では、その駅周辺には何があるのでしょうか。 【写真を見る】西国分寺駅の「スタイリッシュな図書館」 実は西国分寺駅は奈良時代~鎌倉時代末と長い歴史のある「武蔵国分寺跡」の最寄駅であり、それ以外にもさまざまな時代の旧跡が集まる歴史タウン! 加えて流れる清水が心地よい湧水や緑豊かな公園・遊歩道も数多く、国分寺で生産された野菜の直売所があちこちにあるなど、自然や農業との関わりも深い街なのです。
◆西国分寺駅の基本情報:家賃相場はいくら?
西国分寺駅の家賃相場は駅徒歩10分以内、築年数10年以内でワンルームが約7.3万円、1LDK約10.4万円、2LDK約13.0万円(SUUMO、2024年10月8日確認)。東側の国分寺駅周辺よりも若干安く、2駅隣の立川駅と同程度です。 西国分寺駅の開業はJR武蔵野線が開通した1973年と、東京~高尾間の中央線駅では最も歴史が短い駅になります。由来はもう駅名そのまま「国分寺駅の西にあるから」……なのですが、国分寺という市名の由来になった奈良時代の寺院「武蔵国分寺」の史跡は、実は国分寺駅ではなく西国分寺駅が最寄り駅です。
◆駅ナカで地元野菜が買える西国分寺駅
西国分寺駅には駅ナカスポット「nonowa西国分寺」があり、駅の出入りや路線乗り換え時の休憩・食事・買い物に便利です。 「nonowa」はJR中央線の駅にいくつかある商業施設ですが、西国分寺のものは大半の店が駅構内にあるのが特徴。「スターバックスコーヒー」「ウェンディーズ」など飲食・カフェも多く、「はなまるうどん」「QBハウス」など一部店舗は中央線のホームに併設されています。状況によっては「電車から降りる→うどん屋さんに飛び込む→うどんを食べてからすぐ電車に乗る」なんていう時短コンボもできそうです。 また、西国分寺駅の改札は一つだけですが、改札を出たすぐの場所に野菜の直売所「しゅんかしゅんか」が。国分寺市では市内の農家が生産した地場産農畜産物を「こくベジ」の愛称で販売しており、市内に約60の農産物直売所があるとか。300年前の江戸時代、市内の新田開発をきっかけに農地が一気に広がったそうです。