通天閣が新アトラクション建設中 地上40メートルからダイブ 総工費3億円
施工会社「安全に垂直に安定して降りられます」
これらの工事を担当したタンデムの今西浩司専務は「都会の中で気軽にアトラクションができる施設がないので、高井社長とタワースライダーが完成した直後から計画を立てていました」と話す。 アトラクションの安全面については「ウォーク部分はワイヤーや柱に関しては、何十人かが一斉に押しても倒れない構造になっております。ダイブについては、ナイロンスリングが装着されたドラムというアメリカ製の機械を使い、安全に垂直に安定して降りられます。飛び降り台からは1メートルか2メートルは自由落下の部分があるので、そこがいちばんのスリルの部分ですが、あとは安定して降りられます。一歩を踏み出す勇気を持っていただければ体験していただけます」と話していた。
ビル10階建ての高さからのダイブ
今回の新アトラクション建設について、高井社長は「僕も今日初めてダイブしましたが、降りる時は生きた心地がしませんでした。地上40メートル、ビルの高さでいえば10階建てらしいですが、この風を多くの方に感じていただきたいです」と話す。
総工費について社長「3億円ですわ」
これらの新アトラクションの総工費について質問すると「タワースライダーと同じ約3億円ですわ。アメリカ製の機械とか、為替の関係でえらい高くついたり、改装や安全にご利用いただけるための設備費など、けっこうかかりました」という返答。 しかし「常に通天閣から情報を発信して大阪・関西のランドマークタワーを目指しています」と続けた。
今年の夏ごろのオープンを予定
そして「通天閣という名前だけでは後世に残せません。その時代、時代に応じて求められるものを聞き入れつつ、変化をもって後世につなげていく。それが通天閣の役割だと思っています」と力強く話していた。 入場設定などはこれから詰めていき、ダイブ&ウォークは全体工期を終えた今年の夏ごろのオープンを予定している。