トッテナムが3発快勝でEL白星発進! ドラグシンの退場により“82分間”を10人で戦い抜く
ヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第1節が26日に行われ、トッテナム(イングランド)とカラバフ(アゼルバイジャン)が対戦した。 今シーズンの開幕から公式戦6試合を消化し、3勝1分2敗を記録しているトッテナム。1983-84シーズン以来となるEL制覇に向け、本拠地『トッテナム・ホットスパー・スタジアム』でカラバフとの初戦を迎えた。チームを率いるアンジェ・ポステコグルー監督は、ドミニク・ソランケやソン・フンミンなどを先発に起用し、白星スタートを狙う。 試合は、立ち上がりの8分に大きなターニングポイントが訪れる。トッテナムがポゼッションで相手を押し込むと、ミッキー・ファン・デ・フェンの横パスにジュニーニョがプレス。ラドゥ・ドラグシンがボールを流した隙を逃さず奪うと、背後から押されて転倒する。このプレーに主審はレッドカードを提示。ドラグシンが退場となり、トッテナムは10人での戦いを強いられることとなった。 それでも均衡を破ったのはトッテナムだった。12分にカラバフがビルドアップを行うと、パペ・マタル・サールが鋭い出足でプレッシャー。連動して動き出したソランケがボールを奪い切り、ボックス手前まで運びながらラストパスを出す。右サイドから駆け上がってきたブレナン・ジョンソンがダイレクトでネットを揺らし、トッテナムが先制に成功した。 以降はトッテナムがペースを握ったが、時間の経過とともに人数で上回るカラバフがチャンスを創出。40分には自陣でのボール奪取からカウンターを仕掛け、アブデラ・ズビルのパスにエルヴィン・ジャファルグリエフが抜け出す。左サイドから入れられたグラウンダーのクロスに、ジュニーニョがフリーで反応。ワンタッチで合わせたものの、シュートは枠の右に外れてしまう。 後半の立ち上がりは再びトッテナムのペースに。52分には右サイドでコーナーキックを得ると、デヤン・クルゼフスキが左足でインスイングのクロスを送る。ボールはGKに防がれるが、背後へと流れたこぼれ球にサールが反応。確実に決め切って追加点を挙げた。 一方のカラバフも、56分にボックス内でジャファルグリエフがイヴ・ビスマに倒されPKを獲得。しかし、トラル・バイラモフのキックはクロスバーに嫌われた。ピンチを凌いだトッテナムは、68分に左サイド深くへ抜け出したサールがボールをキープ。パス交換からソン・フンミンがボックス左角で右足を振り抜く。一度はGKに弾かれたものの、こぼれ球をソランケが押し込み3点目をマーク。ホームチームがリードを2点に広げた。 結局、そのまま試合は3-0で終了し、トッテナムが勝利を収めた。次節は来月3日に行われ、トッテナムはアウェイでフェレンツヴァーロシュ(ハンガリー)と対戦。カラバフはホームでマルメ(スウェーデン)と対戦する。 【スコア】 トッテナム 3-0 カラバフ 【得点者】 1-0 12分 ブレナン・ジョンソン(トッテナム) 2-0 52分 パペ・マタル・サール(トッテナム) 3-0 68分 ドミニク・ソランケ(トッテナム)
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