「宣言」9都道府県に拡大 菅首相が会見(全文3完)国民と訪日五輪関係者は違う動線で行動
日本と世界にとって五輪開催のメリットとデメリットは?
パンオリエントニュース:Thank you very much. Azhari, Pan Orient News. 日本と世界にとってオリンピックを開催するメリットとデメリットはなんでしょうか。そのバランスをどのようにお考えでしょうか。ありがとうございます。 菅:オリンピック・パラリンピックは世界最大の平和の祭典であり、国民の皆さんに勇気と希望を与えるものであるというふうに認識をしています。感染拡大する中で、国民の皆さんの間で東京大会についてさまざまなご意見があるということは承知しておりますが、選手や大会関係者の感染対策をしっかり講じ、安心して参加することができるようにするとともに、国民の皆さんの命と健康を守っていく。これが開催をするに当たっての政府の基本的な考え方であります。 司会:以上をもちまして、恐縮ではございますけど、本日の。 北海道新聞:お願いします。 司会:いや。 菅:いや、いいです。 司会:よろしいですか。それでは、どうぞ。
北海道への対策は小出しで適切でなかったのでは?
北海道新聞:北海道新聞の佐藤です。北海道では連休前から変異株による感染拡大が指摘されていましたが、政府がまん延防止措置を適用したのが5月9日で、昨晩も総理はまん延防止を出したばかりだと発言されました。緊急事態宣言の発令も今日、専門家から意見が相次いでようやく判断されました。この間の北海道の対策が常に小出しで適切ではなかったのではないでしょうか。お伺いします。それと、尾身さんにも同じような質問をしたいんですが、尾身さん、先週時点で北海道への緊急事態宣言の必要性に触れていたと思うんですが、この間の政府の対策が遅れていたという評価はあるでしょうか。お願いします。 菅:北海道でありますけども、政府としては北海道と毎日のように連携しながら、これ、取り組んできてます。特に北海道というのは皆さんご承知のとおり、九州2つ分よりも面積があるわけですから、その中で札幌市に感染者というのは7割ぐらい集中しています。ですから、そういう中でまん延防止策、これ、集中的にできるわけでありますから、そうしたことでいいのかなという政府は見解を持ってたということは事実です。ここもまん延防止策で強制策もできるわけでありますから。しかし、分科会の先生方からはやはり厳しいメッセージが必要だと、そういうご指摘をいただきましたので、緊急事態宣言にさせていただいたと、そういうことであります。