小池都知事が記者会見10月30日(全文2完)大阪市民の判断見守りたい
検体の採取や搬送についての考えがあれば
東京新聞:1点目の、検体の採取や搬送についてのお取り組みについて何かお考えがあればお願いします。 小池:これは今もすでに行っていることでありますし、安全に、そしてまた搬送などもスムーズに行えるように、関係機関と連携しながら進めてまいります。
特別区制のメリット、デメリットは
毎日新聞:毎日新聞の内田と申します。ちょっと東京の話、外れてしまうんですけど、この週末に大阪市の大阪都構想の是非を問う住民投票があるんですが、賛成、反対、それぞれの立場でさまざまなメリット、デメリットについて主張されているんですけれども、すでに特別区が設置されている東京都のトップとして、今の特別区制のメリット、デメリットについてどのようにお考えかお聞かせ願えればと思います。 小池:東京についてはこれまでも特別区23区と、そしてそれ以外の市町村との連携を取ってきたものであります。いろいろなメリットについてはそれを伸ばし、そしてまたデメリットについてはそれを改善すると、これを重ねてきているということで、都民や、また市民、区民、町民、村民、それぞれの行政サービスに支障がないように、それぞれ連携をしながら改善に努めていくということにほかならないと思います。大阪については、大阪の自治の在り方を決めるということで、大阪市民の皆さんがどのような判断を示されるのか、これは見守っていきたいと考えております。
東京iCDC始動から1カ月、どう評価する?
フジテレビ:フジテレビです。東京iCDCが本格的に始動してちょうど1カ月になると思うんですが、この1カ月間の活動状況を知事がどのように評価なさっているのかということと、あと今後、特にこういうところに力を入れていきたいですとか、あと知事が思う問題点、こういう改善点がもっとあるんじゃないか、というところがあればお願いします。 小池:iCDC設立から1カ月の間に各先生が座長となっていただいて、リスクコミュニケーションなども含めて部会、専門家ボードをつくっていただきました。そこにご参加いただいている皆さま方は本当に日本でこの分野における専門家の方々ばかりでいらっしゃいます。そういった方々からのご助言をベースに、特に平時と有事に分けて考えているところでありますけれども、調査や分析等、平時に行う部分と、それを生かして有事にいかに機能をさせるかということなど、これら1カ月間の間にもすでにさまざま取り組みを進めております。 また、実際にクラスターが発生したところにはチームを送るなどの活動もすでに行って、進めているところであります。ちょうど一番懸念されているコロナと、それからインフルエンザの同時流行ということについても、今日もiCDCのまとめについて幾つかの分野ごとの方策についてまとめていただいております。しっかりそれらのご提言も含めて着実に都として取り組んでいくということを期待しております。また、それは都民の期待に応えるものだというふうに確信をいたしております。これからも東京iDCDと、そしてまた都庁行政部隊と連携しながら進めていく考えです。じゃあ最後でお願いします。