工具好きサンデーメカニックにはタマらない! ワールドインポートツールズ横浜の特選工具×5選
サンデーメカニックだけでなくプロメカニック御用達のワールドインポートツールズ。店頭にはオリジナル工具から欧米の著名メーカーの工具がずらりと並ぶ。その店頭の中で、とくに気になった製品を触ってみたので紹介する。 →【画像】ワールドインポートツールズ横浜の特選工具×5選
プッシュスルースプリットビームトルクレンチ:作業後のゼロ点戻しが不要。反時計回りの測定も可能
角断面のトルクレンチ本体内部に内蔵された板バネは、調整ノブでトルクを設定した段階では負荷がかからず、ボルトやナットを締めてトルクが加わった時点で初めて負荷が加わり測定を行う。 これはワールドインポートツールズ(以下WIT)製もスタビレー製も同様で、これにより測定後にノブをゼロ点に戻す必要はない。3タイプは同一イメージのデザインで、差込角3/8インチの全長は475mm、1/2インチは2本とも590mm。 【WIT プッシュスルースプリットビームトルクレンチ】(上)1/2dr 70~350Nm 68428-2F (中)1/2dr 40~200Nm 68428-1F (下)3/8dr 25~130Nm 68328-2F ●販売価格:2万4750円/2万1780円/1万9580円 ◆カットモデル(右写真)の四角穴の内部に内蔵された板バネがこのレンチの要。数字が記載された白い窓はNmとft-lbの換算表で、設定トルクはその上部の丸窓の内側に表示される。 ◆トルク設定用の調整ノブは側面にあり、ロック機能付きヒンジカバーを開けて操作する。設定後にカバーを閉じればトルク値はズレないので安心。設定値に達すると明確なクリック音とショックによって確実に認識できる。 ◆スタビレー製はヘッド交換できるが、このレンチのヘッドは固定式。ソケット差込部分はラチェットヘッド貫通タイプで、突き出し方向によって時計回り/反時計回りのどちらでもトルク測定ができるのが特長だ。
ミニトルクレンチ:レッドアルマイトがオシャレな差込角1/4インチのコンパクトタイプ
ソケット差込角1/4インチ、0.1Nm刻みで最大測定値16Nmという小型タイプのトルクレンチは、アルミフレームやカーボンフレームの自転車メンテナンスに最適。 バイクで使用する際は、M6ボルトを使ったカムシャフトホルダーなど、エンジンまわりで締め付けトルク10Nm前後の作業に限定されるが、1本あると安心だ。 【WIT 1/4drアルミニウムミニトルクレンチ3~16Nm 66276-2F】●販売価格:1万2100円 ◆上の板バネ式と異なりコイルスプリング式で、後端のノブを引きながら回してトルク値を設定する。ラチェットヘッドは72ギアでプッシュリリース付き。