肉バカ・小池克臣が推す「予約困難予備軍」の焼肉店はここだ! 異色の経歴を持つ店主が追求する焼肉の新店へ
フレンチシェフならではの秘伝のつけダレが、焼肉の味わいの幅を広げる一助に。焼肉、ホルモン、ジンギスカン、どれにも合うように開発され、フレンチのソースの概念で煮込んで作られるタレは、作ってから2、3日寝かせ、肉の臭みを消しつつ旨みを最大限に引き上げる。
小池さん「食べるラー油的なイメージで作られた、飲めるタレってなかなかない。おいしいお肉を引き上げるタレの存在って重要ですが、これが本当に旨くて感動。ホルモンもフレッシュなものを使っているから鮮度もよく臭みもない! 炭でじっくりと焼くから、ぼわっと炎が上がることもないし、焦げずにしっかりと火を通すことができて、誰にでも焼きやすいと思います。」
和牛盛りは、3種の部位をミックスしたお得感のある盛り合わせ。この日は、イチボ、ランプ、ブリスケが登場。中間サイズのRで、各2切れくらいのボリュームだ。ステーキ店を営んでいた時代からの付き合いが長い「吉澤千種」からの仕入れで、東北一の生産者との呼び声高き、岩手県の佐々木さんのものと、小池さんもうなる、ルートも確かだ。
小池さん「僕の師匠とも言える「吉澤千種」の吉澤さんからのルートと聞いて、間違いないな、と確信しうれしくなりました。しっかり味が濃く旨みが増す、長く飼育した処女牛を使っているので、おいしさが違います。イチボの虎柄も美しい! 脂の甘みをじっくり味わいたいですね。」
流通が安定している冷凍は使わず、鮮度のよい生ラムにこだわって厳選した、仔羊のランプと肩ロースの盛り合わせ。薄い肉は焼くと硬くなって縮まることから、ある程度の厚みがあるスライスしたラムを提供する。ラムに合わせて調合された秘伝のハーブスパイスと塩コショウで下味をつけたものを焼き、牛と共通のつけダレを絡めて食すスタイルだ。
小池さん「僕は牛ばかり食べているので、ラムは焼肉店にある時にたまに食べるくらい。牛と違って独特なクセがおいしいから、牛焼肉の間に羊を挟んでまた牛に戻る、みたいな食べ方が僕の理想。表面はパリッと、中はふわっと焼くことができるのは炭火ならではです。久々に食べましたが、臭みがなくて本当においしいですね。タレとの相性も抜群。」