「日本人って感じ」「民度がいいのか悪いのか」 あふれたごみが“陳列”するごみ箱に賛否両論
マラソン大会後、選手に手渡されたスポーツドリンクの容器がごみ箱周辺に陳列
自動販売機のごみ箱に入りきらず、並べて置かれた大量のスポーツ飲料の空容器。マラソン大会後のごみ置き場の様子を写した1枚の写真に、賛否両論の声が寄せられている。投稿に込めた意図とは? 投稿者に話を聞いた。 【動画】路上に散乱するごみ…全国ニュースでも取り上げられた“祇園の惨状” 「日本人って感じ」 今月17日、SNS上に投稿された写真には、自動販売機のごみ箱からペットボトルがあふれる様子や、その周囲に入りきらなかった大量のスポーツドリンクのペットボトルが並べて置かれている様子などが収められている。投稿者によると、写真は埼玉・上尾市陸上競技場で撮影したもので、この日は上尾シティマラソンの開催日。スポーツドリンクは完走後、主催者から選手に手渡されていたものだという。 投稿は1600件を超えるリポスト、6.7万件の“いいね”を集めるなど話題に。「一見お行儀良さそうだけど」「こんなんポイ捨てと一緒」「民度がいいのか悪いのか……」「少なくとも散らかしてないだけまだいいかなと」「一人がやってるからみんなやった感すごい」「なんか日本人のいいとこと悪いとこ凝縮したみたいな画像」「責任の所在をうやむやにする国民性のなせる技」「あえて言うなら全部ちゃんと立てて置いてあるってとこが日本人らしい。海外なら山盛り散乱してそう」など、さまざまな反応が寄せられている。批判的な反応が多いものの、中には「回収しやすいように並べてるんだから何が悪いの?」「散らかしっぱなしの海外よりマシ」といった声もある。 投稿者は投稿の意図について「『みんなしてるから大丈夫』という感覚に対する揶揄と、それでもきちんと並べるところが、ちぐはぐしていて面白いと思ったので投稿しました」と説明。一連の反響については「皆さんの反応を見ていると、やっぱりだめだという反応が多いと感じます。個人的には、こうなることを見越して、ごみ箱の増設が必須だっただろうと思います」と話している。
ENCOUNT編集部/クロスメディアチーム