大阪府・吉村知事が定例会見4月21日(全文4)百貨店のリスクが高いわけではない
全面的な休業要請は難しいという考えか
共同通信:すみません、共同通信の井上です。まず2点あるんですけれども、まずは飲食店への休業要請についてなんですが、3案ある中で、知事ご自身がきのうの時点で一番折衷案が望ましいのではないかということをお話しになりました。先ほどの話の中でも、緊急事態宣言中に府が全域で見回り隊を強化するというお話もありました。実際問題として、全面的な休業要請は難しい、実現可能性としてちょっと低いのではないかというお考えでしょうか。 吉村:僕自身は、きのうも考え方を述べさせてもらったとおり、2案が適切ではないかというふうに思っています。ただ、見回り隊は緊急事態宣言になればより強化していきたいと思っていますし、これは緊急事態宣言が終われば、それで見回り隊を終了というものではなくて、やっぱり先ほどもご指摘もあって、われわれもちょっと走りながらやっていますから、不備な点があったら強化するっていうのをやりながら、やっぱりより強めていかなければならない。強めるというか強化していかなければならない。結局は飛沫リスク、感染リスクをいかに抑えるかということなので、そういった意味では、僕はこの、飲食の場における感染対策に強い場づくりというのは、緊急事態宣言期間中はもちろんだけれども、その後もやっぱり継続してやっていくべきことなんだろうと。ワクチンが一定程度広がってくるまでは。そういう観点で見てます。 今回の緊急事態宣言期間中の案としては、僕は案2が適切ではないかと思っていますし、それは政府に投げていますけれども、投げて協議をしてますけれども、まだ最終、それは当然決定ではないし、いろんな、ほかの案が出てくる可能性も当然あるし、ここは今、まさに政府と協議中としか言いようがないですけど、そういう現状です。
なぜ案2なのか
共同通信:案1の全面休業ではなく、なぜ案2をされたんでしょうか。 吉村:これはきのうも言って今日も何度もご説明してますけど、やはり飲食にはライフラインの側面があるということです、飲食店において。お酒の提供については、これはちょっとこの時期は、居酒屋といえばお酒って名前付いてるやんかっていうさっきのご質問もそのとおりなんですけれども、この期間中についてはお酒の提供についてはぜひこれは控えていただきたいと、お店でのね。もちろん休業という考え方もあるんですけれども、居酒屋で、じゃあお酒の提供がなくなったらこれはもう食事をする場所になるんじゃないかと。さまざまなご意見あると思いますけれども、ただやっぱり食事をする上でもライフラインの側面があるのは間違いないと思っていますし、そこを今、僕自身は考えているということです。 共同通信:ありがとうございます。もう1点、救急患者さんがなかなか入院先が見つからずに救急車内で長時間待機するということが問題になっていて、きのうの対策本部会議でも入院患者待機ステーションを設備、整備されるということでしたけれども、準備の状況を教えていただけますでしょうか。 吉村:これは大阪市長と話がまとまればすぐできる体制はもう整えています。場所も決まってますし、それから施設も整えています。あとは市消防との関係で、入院待機ステーションの合意を市消防さんにいただければもうできるという状況になっています。確定次第できるだけ速やかに、今日もまさにやってると思いますけれども、そういった意味でそれができればもう今日にもあしたにもすぐできるという状況ですし、これは1日でも早くやらなきゃいけないと思っています。 共同通信:ありがとうございます。 司会:すいません、そうしたらこちらの女性の方。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見4月21日 全文5に続く