大阪府・吉村知事が定例会見4月21日(全文4)百貨店のリスクが高いわけではない
研修を行うなどの議論は行っているのか
毎日放送:先日の囲み会見の中で塩野義のスタッフの方が研修を受けて、サポートに入られると、50人ほどだったと思うんですが、そういうお話もあったと思うんですが、現状さらにそこに保健所を広くするために、何か研修を行ったりとか、そういう辺りというのは今議論としては上がっているんでしょうか。 吉村:研修というのも保健所のメンバー1人1人が自分の業務でものすごく激務の中で今対応してくれている状況です。塩野義さんについては、平時のときであったからこそ研修をして習っていただいて、今入ってもらっているという状況です。誰が行ってもできるという仕事ではなくて、保健所のメンバーじゃなくてもできるように外注に出して実際やってますから、それは今までの仕組みの中でずいぶん合理化もしてきている中で、感染者がぐっと増えてくるとどうしても業務が逼迫してくるという状況でやってますので、役所の中での体制強化ということについては、これは進めていますけれども、何か検証するというような状況ではちょっと今はないというふうに思っています。 毎日放送:すいません、もう1点だけ、少し話は変わるんですけども、知事が百貨店ですとか大型施設にも休業要請を行いたいというような、もちろん国と協議してというところですが、お考えを表明されている中で、百貨店協会が営業継続の要望書というのを国と大阪府に出したという話をされています。それに対しての受け止めですとか、今後休業ということをお願いしていきたいという中で、何か影響というのはあるんでしょうか。
人流を抑制する意味で協力をお願いしたい
吉村:その要望書については僕自身も読ませていただきました。中身についてもおっしゃるとおりだと思います。百貨店で、じゃあクラスターが発生してるんですかといえばクラスターは発生してないです。明確なクラスターというのが何か百貨店で出てるわけでもないし、感染症対策も一生懸命取られてる。それもそのとおりだというふうに思います。 今回お願いするというのは、百貨店でクラスターや感染リスクが、百貨店そのものが高いというわけではないんですが、先ほど申し上げたとおり、こういう大都市において人流を抑制しなければならない、そういう時期に来てると。そういうときに多くの人手の目的になる施設については人流を抑制するという意味でご協力をお願いしたいというのが僕自身の考え方です。 緊急事態宣言は出してほしくない、休業要請はすべきでないという声もものすごく僕のところに届いています。もちろん緊急事態宣言を早く出すべきだという意見も当然届くし、緊急事態宣言はやるべきでないという意見も当然僕のところにも多く届きます。その方については、もちろん社会において皆さんいろんな立場がある中で、そういった要請が両方から僕のほうに届いてますが、ただ、今の感染の拡大の状況、医療の逼迫状況というのを考えたときには、やはりこれは緊急事態宣言を出すべきだという判断をしていますし、そういった意味では前回の緊急事態宣言と同じような内容では、これはまん延防止でやりましたけども、この変異株においては特に大きく抑え込めるということはなかなか見えてこない中で、やっぱりもう今は人流を抑えなければならない状況になっていると思いますから、そこのご理解をお願いしますということをお願いしていくしかないし、そしてその中身についてどうするかということについては、今、国とも協議しながら、国は国でいろんな専門家ともいろいろ協議することになると思うんですけども、最も効果的な対策ということを実行していかなければならないと思っています。 司会:すいません、質問を予定されている方、一度挙手願えますか。そしたら4人ですね、分かりました。そうしたら手前から。