「結果には失望しているが、方向性には失望していない」。ラグビー日本代表エディ・ジョーンズHCの総括会見
6月から7月の活動を踏まえて、PNCに向けての修正点を聞かれると、「ゲームのスタッツを見ると、テストマッチでは7~8つのスタッツで、それに基づいて99%の結果を予測する。我々はキャリーメーターに優れている。アタックは素晴らしい。キッキングゲームを追加する必要があるが、それはほとんど経験を積めばできるようになる」。
「ジョージア代表戦でカードが出たが、我々の規律、ペナルティの数はかなり良かった。一貫してできなかったのは、ボールをターンオーバーされた回数。イタリア代表戦では、イタリア代表の18回に対して、我々は27回もターンオーバーされた。そしてそれが、試合を制する差となった。ラインアウトで7回ターンオーバーされた」。
「その他の重要な点はハンドリングエラーで、イタリア代表戦では9回もボールを相手に渡してしまった。もし、ターンオーバーレートを減らすことができれば、試合に勝つためにもっといいポジションにつけるだろう」。
「それから、もう1つはゴールラインアタックも改善する。相手のゴールラインまで行くと、15人のディフェンダーがいる。流動性が必要だし、もっと動きが必要だ。そのためにはかなり革新的でなければならない」と話した。
8月末から始まるPNCの目標を聞かれてジョーンズHCは「優勝すること。しかし、私たちが見たいのは、チームが進歩し続けること、チームのアイデンティティを持ってプレーし続けこと」。
「そして、セレクションの面でも、私たちにとって重要な時期になる。シーズン終盤には欧州ツアーがある。日本代表にとって大きな試合が3つ(オールブラックス、フランス、イングランド戦)もある。だから(大事な試合に対して)それに少しでも近づけるようにしたい」と先を見据えた。
トゥールーズに移籍したSH(スクラムハーフ)齋藤直人はPNCに招集せず、少しケガのあるというキャプテンFL(フランカー)リーチマイケルもPNCには参加しない予定だという。