岸田首相が会見 ロシアに追加制裁(全文1)エネルギー分野での依存度を低減
ロシア報道官が報復措置を表明。どう対応するか
時事通信:時事通信の石垣です。よろしくお願いします。ロシア外務省のザハロワ報道官は日本の対ロ制裁に関して、長年掛かって築いてきた日ロ関係を破壊していると。また、報復措置を取ると表明しています。総理はこのようなロシアの姿勢に対して、どのように対応していくお考えか、お伺いします。 岸田:ロシア側の発言1つ1つに私の立場でコメントするというのは適切ではないと思っていますが、今回の事態はそもそも全て、ロシアによるウクライナ侵略に起因して発生しているものであると認識をしています。それにもかかわらず、日本側に責任を転嫁しようとするロシア側の対応、これは極めて不当であり、われわれとしては受け入れることができないと考えております。先ほど申し上げました、わが国としましては引き続きG7をはじめとする国際社会としっかり連携をしながら、毅然とした対応、そしてしっかりとした人道支援、こうしたものを進めていきたいと考えています。 司会:ここからは幹事社以外の方からご質問をお受けいたします。ご質問を希望される方は挙手をお願いいたします。こちらで指名いたしますので、マイクにお進みください。なるべく多くの方にご質問いただくためにも、質問1問ずつ簡潔にお願いいたします。それでは、日本テレビ、山崎さん。
どういう判断でロシア外交官らの国外追放を決めたのか
日本テレビ:日本テレビ、山崎です。先ほど外務省がロシアの外交官ら8名を国外追放の発表をしましたけれども、どのような判断に基づいて決定したのかご説明をお願いいたします。 岸田:先ほど外務省から発表をさせていただきましたが、8名の駐日ロシア大使館の外交官および通商代表部職員について、国外退去を求めた次第です。このことについては、わが国として総合的に判断をし、国外退去を求めることを通告したものです。現下のウクライナ情勢も踏まえた措置であると思います。これ以上の詳細については、どの国も同じでありますが、申し上げることは控えております。 司会:それでは次に、フジテレビ、瀬島さん。