2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤーにホンダ「フリード」が選ばれた理由
テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー
■ホンダ「CR-V e:FCEV」 【授賞理由】 燃料電池車のパイオニアであるホンダのCR-V e:FCEVが受賞した。いまだマイナープレイヤーであるFCEVの民主化を目指し、スタックの小型化、高効率化を実現。同時に低コスト化と高耐久性も両立し、人気カテゴリーであるミドルクラスSUVカテゴリーに投入した意義は大きく深い。また水素ステーションが少ない不安を払拭するために、外部充電が可能なプラグインハイブリッドとして使い勝手を向上させた点も高い評価を得た理由。
実行委員会特別賞
■マツダ「e-SKYACTIV R-EV」 【授賞理由】 マツダ独自の技術として世界で初めて実用化に成功したロータリーエンジン。環境問題を理由に命脈を閉じたかに見えたこの日本固有の技術資産を、発電機として用いる新しいパワーユニットe-SKYACTIV R-EVとして復活させ、未来に向けさらに進化させる道筋を拓いたことを評価した。
日本カー・オブ・ザ・イヤーとは
日本のモータリゼーションの発展と、コンシューマーへの最新モデルおよび最新技術の周知を目的として1980年に創設。文字どおり、日本を代表する“クルマの賞典”として、日本国内だけでなく海外からも高く評価されている。 45回目となる今年度のノミネート車は、2023年11月1日から2024年10月31日までに日本国内で発表または発売された全31台の乗用車。自動車評論家、ジャーナリスト、有識者からなる59名の選考委員による第一次選考で、上位10台の「10ベストカー」が選出され、その中から、同じく選考委員による最終選考投票により、今年度のイヤーカーが決定した。 関連情報:https://www.jcoty.org/ 構成/土屋嘉久
@DIME編集部