【MLB】バーンズ争奪戦はブルージェイズとジャイアンツが最有力 投手史上3位の大型契約は確実か 米報道
マックス・フリードがヤンキースと8年2億1800万ドルの大型契約で合意してFA市場から姿を消し、FA市場に残る大物先発投手はコービン・バーンズただ1人となった。ブレイク・スネル、フリード、ギャレット・クローシェ(トレード)など、エース級の先発投手の獲得に失敗した球団がバーンズ獲得を狙っており、ウィンター・ミーティングが終了した現時点では、ジャイアンツとブルージェイズの2球団が最有力候補と目されているようだ。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者は、関係者から得た情報として、ジャイアンツとブルージェイズの2球団がバーンズ争奪戦をリードしていることを報じた。関係者のあいだでは、フリードの大型契約を上回るのは確実とみられており、少なくとも投手史上3位の大型契約であるスティーブン・ストラスバーグの2億4500万ドルに並び、それ以上の契約を得る可能性が高いとみられている。投手でこれを上回る契約を手にしたのは、過去に山本由伸(3億2500万ドル)とゲリット・コール(3億2400万ドル)だけである。 レッドソックスもバーンズ獲得に向けてオファーを準備していることが報じられていたが、クローシェの獲得に成功した今、バーンズ獲得に必要な金額を投入することには前向きではないようだ。引き続きバーンズの動向を注視しているようだが、さらなる先発補強があるとしても、バーンズよりも安価で獲得できる先発投手がターゲットになるとみられる。 また、バーンズとの再契約を目指すオリオールズもマネーゲームには参戦したくないと考えているようだ。関係者のあいだでは「レッドソックスとオリオールズは、ジャイアンツやブルージェイズほど積極的には動かないだろう」との見方が広がっており、最終的にバーンズを獲得するのはジャイアンツとブルージェイズのどちらかになりそうだ。 現在30歳のバーンズは、ブリュワーズ時代の2021年にサイ・ヤング賞を受賞。オリオールズに加入した今季は32試合に先発して194回1/3を投げ、15勝9敗、防御率2.92、181奪三振をマークした。