24時まで営業がうれしい! スイーツのプロも夢中になる、究極のパフェ専門店
仕事が辛かったときも、疲れたときも、一人でパフェと向き合って、自分時間を楽しんでリセットしてほしいとの考えから、店内はおひとりさま用のカウンター席がメイン(2人用のテーブル席も2つあり)。
いつでも自分時間でお店を出られるようにと、会計はお店の入り口にある自動注文機で先払い決済。パフェの詳細な構成を知りたい人は、席にある二次元コードを読み込めば、自分の携帯でチェックできるようになっている。お水もセルフ。
これらは、お店の運営をオーナー1人でやっているという理由にもよるが、すべてはストレスフリーにパフェを楽しむための設計となっている。
オーナーパティシエの杉田浩輔氏は、日本菓子専門学校を卒業後、15年以上、パティスリーのほかホテルで修業。ホテルではアシェットデセール、ウェディングケーキ、コースのデセール、ビュッフェのデセールと、さまざまな形態のお菓子作りを経験された。
最終的にパフェを専門にしたのは「パフェ」がフランス語の「parfait(完璧)」に由来するとおり、すべてのパーツを完璧に作り出せる技が必要とされる、スイーツの中のスイーツだという考えからだという。
以前、筆者はパフェの特集記事の中で、パフェの特質として以下の諸点を挙げた。 1. 容器が必須の構成要素となっている(縦長、脚付き、透明など、それなりの容器に入れられなければならない) 2. イートインが前提とされ、テイクアウトは想定されていない 3. 食べる順番が規定されたスイーツである(上から下へ) 4. 時間の経過とともに変化するスイーツである(溶ける、混じる) 5. 崩れやすい素材でも積み上げることができ、多彩な断層の美を表現できる 上記の中でも、重要なのは後半の3点だと考えているが、こちらのお店では、お客さんが写真撮影をすることを念頭において、やや冷ための状態でパフェを提供。グラスの中に適度な間(空間)を設けた断層美を展開しつつ、味わい、食感ともに最後まで飽きさせないストーリーを展開。 是非、お店で「自分とパフェ」の時間を堪能してほしい。 ※価格はすべて税込
and parfait
住所: 東京都品川区南大井3-34-5 ポートサイド大森 1F TEL: 03-6436-8891
撮影:外山温子 文:猫井登、食べログマガジン編集部