大阪府・吉村知事が定例会見8月4日(全文3)抗体カクテル療法導入の大号令を掛けている
非常に限られた回数に
ただし、全府民のうち40代以上全員ではなくて、アレルギーがあって、ファイザー、モデルナが受けられない人、ごく少数ですけどこの方が対象。そしてまた、これもごく少数だと思いますが、海外でアストラゼネカを1回目受けて2回目を受けずに帰国した方。こういった方が対象になります。これはたぶん全国共通やと思います。大阪府でも設置をします。だから大阪府の設置会場は、そういう意味であります。ただ、回数は1000回ですので、非常に限られた回数になります。 それ以外の35万回については、これは希望される方全員、40歳以上全員ということになるので、ここは市町村に手挙げ方式でやってもらおうと思っています。市町村、設置能力があるにもかかわらず閉じているところ思いですから、ここを再開してアストラゼネカのワクチンでやるという、市町村の判断があれば、それを今、意向調査、今日の夕方までしているわけですけど、そこに配っていくということになると思います。 司会:よろしいですか。次の方、お願いします。じゃあ、一番後ろ。
梅田の百貨店で100人以上のクラスター。受け止めを
毎日放送:毎日放送の有馬と申します。大阪梅田にある百貨店で100人以上のクラスターが出ているかと思いますが、知事の受け止めをお聞かせいただけますでしょうか。 吉村:まず100人以上の大きなクラスターになっているということで、感染対策の徹底、これを図ってもらいたいと思います。本日、大阪市の保健所長と、それから担当官とで現地の調査もしていると。そしてどこに感染経路があり、どういうふうになっているかっていうのを、今調査中だというふうに聞いています。特に1階と地下1階の特定のフロアにかなり集中しているというふうに聞いていますので、感染経路はどういったところにあるのか、そういったところをまず明らかにしていく、これが非常に重要だと思っています。 また、対象者2000人に対してPCR検査を実施しているということですので、まだ今の段階で、いろんなことがいわれていますけれども、どこで広がっているのかっていうのはなかなか分かりにくい状況ですけど、現在調査中です。ただ、やはりこの百貨店で非常に大きなクラスターが発生しているということですから、感染対策の徹底を取ってもらいたいと思います。 また、この阪神百貨店以外の百貨店でも、やはり感染者が出ているということで、自主的に公表されているところも複数あります。これは大阪の中にもありますし、報道もされていますが東京も新宿で出ているというような状況です。やはり人と人とが接する機会が多いのもまた事実だと思うので、ぜひここは感染対策の徹底をお願いしたいというふうに思います。また、大阪市で現在調査されていますので、それを基にまたいろんなことが明らかになってくるんだろうと思っています。 毎日放送:今回この大規模なクラスターというのはこれまでなかったかと思うんですが、今回のこのクラスターを受けて吉村知事が何か感染対策でされることはあるのでしょうか。 吉村:やはりこのデルタ株の感染拡大力の強さを物語っているんだと思います。今までももちろん、陽性者が出るということはあったとは思いますけれども、これだけ大きなクラスターというのはなかったわけです。またデルタ株が非常にはやっている、デルタ株が非常に強くなっている、大阪もそうやし、東京、首都圏もそう、首都圏の百貨店もやっぱり出てると。今までの接触の程度であれば、感染しなかった者もやっぱり感染するというところなんだと思います。これはデルタ株の感染拡大力の強さ、春のアルファ株より1.5倍強いということをまさに物語っているんだと思います。