大阪府・吉村知事が定例会見8月4日(全文3)抗体カクテル療法導入の大号令を掛けている
自宅療養者に有効な手段ではないか
というのも、これ、発症後7日以内にやるっていう限定が付いてますから。ちょっと想像してもらったら分かるんですけども、発症後7日以内です。普通発症したあと検査受けるまで、すぐ行く人もいれば2、3日我慢してから行く人もいる。そして検査を受けて、そして陽性の確定がされる、それは保健所で確定をする、そこから入院に入ると。もうその段階で4、5日過ぎてるわけですよね。7日まではほとんど日が少ないという形の状況にはなってるので、入院でやるのはもちろん大切だし、われわれもかなり多くの病院で実はカクテル療法を広げていこうというのでやっています。今、もう200ぐらいの病院で登録してくれてると。カクテル療法はどんどんやっていきましょうって僕も大号令掛けてますので、病院も取り組んでくれてます。 ただ、このカクテル療法はできるだけ早い段階で、抗体を投入するわけですから、早い段階でやったほうがやっぱり効果的だろうとは思ってます。なので7日過ぎたり、ちょっと重たくなってきてからやっても十分効かないということもいわれているようなので。入院のほうもやっぱり行って、いかに早くその措置をするかという課題もあると。その中でも、われわれとしてはそれを広げていきたいと思ってます。もう一方で、自宅療養でぜひ、僕自身は十分の数量が確保できるんであればやらせてもらいたいと思ってます。 日本経済新聞:ありがとうございます。 司会:次の方お願いします。そしたらカンテレさん。
往診体制のシステム化の進捗は
関西テレビ放送:関西テレビの上田です。今の関連で府の医師会との連携で常に往診体制をシステム化するということを第4波の課題として取り組まれておられると思うんですけど、今どの程度これが進められてきているのかについて教えていただけないでしょうか。 吉村:まず、組織立ってないにはしても、一部地域であったり、一部のお医者さんによっては、これは往診を積極的にやろうということでやっていただいてるエリアもあります。それから訪問看護について、これは健康観察ですけれども、最初和泉から始めて、今18の保健所管内で13まで訪問看護、これは日中の訪問看護をやっていただくというところも増えてきました。 お医者さん、医師会との関係でいくと、オンライン診療についてはかなり協力していただいて、今システムとしてはもう完全に出来上がっています。往診については、これは茂松会長も一生懸命やるということで旗振っていただいてまして。じゃあ往診したときにどういう診療の手引き、基準というのがあるのかっていうのを今、整理しているというのも聞いてますので。システム化はまだされてません、でも。大阪府全域で往診が日中も受けれるっていうシステム化は今はまだありません。ただここはなんとかしたいというふうには思ってます。これはずっと言ってきてるとおりです。 関西テレビ放送:この第5波の早い段階で、なんらか形として結実するようにしたいっていう意向でしょうか。 吉村:そうですね。ここはできるだけご協力をいただきたいというふうに思っています。これは総理も日本医師会に要請もされた中身にもなってますし。今後構築されてくるのではないかというふうに思っています。僕自身はもうずいぶん前から言ってるし、フルオープンの会議でも考え方も示しながら会長ともやりとりしてるのも皆さん見ていただいたとおりですから、あれが今のわれわれの現状です。 今の現状でいくと、先ほど申し上げた日中のオンライン診療であったり夜間の往診、これは民間の医療機関と契約してやっていますので、一定の制度自体は作ってると思います。ただカクテル療法とセットになるのができるかというと、できない状況。ただそれは、往診体制ができてないというよりはカクテル療法の薬剤自体がまず確保できてないと思うので、そこも非常に重要ではないかなと思います。 いずれにしてもおそらく、この自宅療養っていうのはこれから増えてくると思います。今、国もさまざまな議論、中央でもされてますけれども、ここが1つの課題になってくるというふうに思ってます。 司会:よろしいですか。じゃあ次お願いします。読売新聞さん。