少子化対策「もう待ったなし」小池都知事会見1月27日(本文2完)
今回のロンドン出張の狙いは
記者:ありがとうございます。最後にもう1点、別件になるんですけれども、来週のロンドン出張について1点伺わせてください。今回、観光を、東京の観光をPRするとか、あとはロンドン市長を面会、また、金融セミナーなども予定しているということですけれども、こういった観光とか金融・経済っていう分野、ロンドンも非常に都市総合ランキングでも高評価されている分野で、都としても、先ほど知事からもあったように、世界から選ばれる金融・経済・文化都市というのを掲げておりますけれども、今回の出張の狙いと、あとロンドンから何か東京都として学べる点、参考にしたい点というのが何かあればお願いいたします。 小池:ロンドンとは以前からシティ・オブ・ロンドン、MoUを結んで、すでにお互い参考になるところを交換しながらということは進めておりますし、都から人材も送っております。やはり国際金融都市ということについては今のメイヤー、市長が毎年代わってる、そして間もなく650代になろうとしているんですね。つまり650年ぐらいはもう続いているという、そういう歴史と、それからはっきり言って英語というアドバンテージ、彼らは有していますので、それは見えない力として極めて大きいですね。 そういう中でシティ・オブ・ロンドンといろいろと連携を図る、そして意見交換をすると。そして今度は、ロンドン市のほうはサディク・カーン市長がいらっしゃいます。こちらとも会談をする予定になっておりまして、お互いに市の運営、自治体の運営ということでの意見交換をしていきたいと思います。
世界の大都市が抱える問題には共通項がある
よく、C40という組織がありまして、今、ロンドン市長がトップを務めておられてるということから、環境問題などもやりとりをしたいと思っております。そして、世界の大都市が抱えている問題はかなり共通項がありますので、そういう意味でロンドンと東京との連携っていうのはいろいろな世界へのモデル、また、ソリューション、解決策などを提供することになればと思っております。 それから、あと観光ですけれども、これはコロナの類型見直しなども始まり、かつ、この新宿でも本当に多くの海外からの観光客も見掛けるようになりました。そういう意味で東京への観光ということで、PRもしていきたいというふうに考えております。コロナ対策などもロンドンの方法など、だいぶ意識が違うもので、共通というものを探すのもなかなか大変ではありましたけれども、しかしながら、今、逆にイギリス、ロンドンはさまざまストライキなども行われていて、苦労する部分もおありだと思いますが、いろんな現場を見ていきたいというふうに考えております。 いずれにしてもプロモーション、それは金融であり、観光でありということ。そしてロンドンと東京の連携を進めていくという、さまざまなポイントで今回の出張を行いたいと考えております。