コロナ5類引き下げ「段階的に移行すべき」小池都知事会見1月20日(本文1)
東京都の小池百合子知事は20日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が定例会見(2023年1月20日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が定例会見(2023年1月20日) ◇ ◇
入院患者数は非常に高い水準で推移
小池:それでは、いいですか。 記者:はい。お願いします。 小池:それでは、今日は私のほうから3点お伝えをいたします。まずコロナであります。きのう、モニタリング分析をいたしまして、その中で感染状況、医療提供体制、これまでと変わっておりません。オレンジ、赤となっております。専門家の皆さんは、新規陽性者の7日間平均は減少したものの新たな亜系統への置き換わりが進む過程で新規陽性者数がまた増加するという、転じることに警戒する必要があるという点、それから入院患者数ですが、非常に高い水準での推移となっている、一般救急を含めた救急医療体制は深刻な状況ですと、それが続いているとのことでございました。インフルエンザのほうなんですが、今週の都内の患者報告数ですが、定点医療機関当たり5.32人となっていまして、これは先週が3.61人でしたから、さらに感染が広がっているという数字になります。 それから令和2年1月24日に、このコロナですけれども、初めて、都内で初めて新型コロナウイルスの患者が確認されて、ちょうど3年となるわけであります。この間、何度も何度も感染の波を経験してまいりました。国、そして区市町村、近隣県と連携しながら、専門家の知見も活用しながら都民の皆さまの生命、そして健康を守るための闘いを、これまで続けてまいりました。
バイオ燃料による都営バス運行
そうした中で、闘いの中でつくり上げてきたのが東京モデルと言ってるものでございます。この東京モデルですが、海外の専門家からも評価されているところです。都民、そして事業者の皆さん、医療従事者の皆さんも本当に長い間、多大なるご協力をいただいております。ご尽力のたまものということでありますが、あらためて皆さま方にこれまでのところの経過について深く感謝を申し上げます。またこれからも東京一丸となって対策を進めてまいりたいと思いますので、引き続きのご協力をよろしくお願い申し上げます。 そして先ほど岸田総理から、この春に新型コロナを、新型インフルエンザ等感染症から外す方向性が示されたところでございます。コロナと共存する社会の実現に向けた議論が開始されるわけでございますが、大事なことは何かと申しますと、法的な位置付けが変わってもウイルスの病原性や感染力そのものは変化をするものではないということです。都民、国民の皆さんの不安を招くことがないように、今後も段階的に移行を進めるべきだと、そして移行後の保険や医療提供体制や公費負担の在り方など、都民、国民はもとより、現場を担う自治体、そして医療機関などに対しまして早期に示す必要があると。こうした都の考え方を今日、国に対して要望いたします。コロナだけではなくインフルエンザにも、先ほども数字をお伝えしましたが、十分注意をしていただきたい。予防策についてはコロナもインフルエンザも同じです。攻め、守り、備えを実践して、アクティブな冬を過ごしていただきたいと思います。これが1点目です。 それから2点目ですが、バイオ燃料による都営バスの運行についてのお知らせでございます。去年9月に東京湾の屋形船をバイオ燃料で動かしたのを皆さんも取材していただいたかと思いますが、今回は都バスで実施をするというものです。使用するバイオ燃料ですけれども、ミドリムシが原料となって。ごめんなさい、失礼しました。今ご覧いただいてますようにミドリムシが原料で、都が支援したスタートアップ企業のユーグレナさんが製造、販売をしているものです。 今回ですけれども、1月の25日から1カ月程度、運行をいたしまして、高田馬場から上野公園を結ぶ新ルート、それから新宿駅と都庁舎を循環するルートなど7つの路線でバイオ燃料を使用した都バスを走らせます。車両の一部には、ここ、ありますけれども、SDGsの応援活動をしているのがキティちゃんなんですね、で、キティちゃんのラッピングバスということで、ぜひこの機会を狙って、狙ってということはないですかね、ぜひこの機会にご乗車いただければと思います。